事故被害者の遺品と遺族の言葉 生命のメッセージ展

事故被害者の遺品と遺族の言葉 生命のメッセージ展

 事故で亡くなった被害者を紹介し、命の大切さを訴える「生命(いのち)のメッセージ展inわたらせ分校」が23日まで、みどり市の旧神梅小学校で開かれている。生前の写真や使い込まれた遺品の靴が遺族の言葉とともに展示され、生きてきた歳月の重みを物語っている。

 「生きていたなら、どんなに成長していたことだろう」「大切な大切な未来をとられた事が悔しくて仕方ありません」。会場には「メッセンジャー」と呼ばれる被害者の等身大オブジェが51人分並び、遺族の悲痛なメッセージが添えられている。小さな幼児のオブジェや、妊娠したまま亡くなり、おなかのあたりに小さなオブジェが貼られたものもある。

 展示は東京都のNPO法人「いのちのミュージアム」が全国で巡回展示しており、県内では8年ぶり4回目。今回の展示を企画したいのちのミュージアム群馬実行委員会の山田穂子(すいこ)委員長も、1995年に長男の大助さん=当時(18)=を交通事故で亡くし、大助さんのメッセンジャーを展示している遺族の一人。「大助の年齢をこえる時間がたっても、私の時間は止まったままです」と、今なお癒えぬつらい思いを語った。

 23日までの展示は、新学期で子どもの事故が増える春に合わせ、主に交通事故の被害者のメッセンジャーを並べた。5月21〜28日には「本開催」として、いじめや飲酒強要、医療過誤などで亡くなった109人分も加え、再び同所で展示する。20日に会場設営があり、ボランティアを募集している。

 山田さんは「特に若い世代には命の大切さを言葉で言うよりも、(ボランティアとして)メッセンジャーに向き合い、抱きかかえて立て掛けることで感じてもらえることがあるはず」と参加を呼びかけている。

 問い合わせは、いのちのミュージアム群馬実行委員会=電0277(43)8704=へ。 (原田晋也)

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