「クライミング」選手育成へ弾み 前橋にリード種目用施設が完成

「クライミング」選手育成へ弾み 前橋にリード種目用施設が完成

 前橋市の体育館「ALSOKぐんまサブアリーナ」で、県が整備していたスポーツクライミングのリード種目用の「クライミングウォール」が完成し、式典と小学生対象の体験教室が開かれた。国民体育大会(国体)の開催基準を満たしたリード種目用の施設としては県内で初めて。選手育成に向け、県内のハード面での準備が整った。 (原田晋也)

 スポーツクライミングは、二〇二〇年の東京五輪の追加種目に採用された。ロープを使わず五メートル以下の壁を制限時間内によじ登る「ボルダリング」、ロープを装着して十二メートル以上の壁を制限時間内にどこまで高く登れるかを競う「リード」、壁に隣り合わせに作った二本のルートを二人の競技者が登って速さを争う「スピード」の三種目がある。

 今回完成した壁は高さ十二メートル、幅四メートルの大きさが二面あり、上部の延長壁を広げれば約十五メートル以上のルートになる。一番下の部分は動かせるため、体育館を他の競技などに使う場合は格納できる。

 県は一四年に策定した「スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画」で、県内の各競技団体ごとに主要な活動拠点となる施設を選定し、整備する方針を示した。だが、スポーツクライミングのリード種目用の施設はなかった。

 県山岳連盟が長年要請していたこともあり、県が昨年から整備を進めていた。整備費は約八千八百万円。国体は二八年の県内開催が事実上決まっている。

 県山岳連盟の八木原圀明会長は「競技を広めてレベルを上げるには、やはり施設がないと難しい。やっと県内にできたことは大きく、県全体の競技力は間違いなく上がるだろう」と期待していた。

 体験教室では、小学生十九人が山岳連盟の競技者の指導を受けながら実際に登った。

 前橋市の小学一年生竹内梓さん(6つ)は「大変だったけど、面白かったのでまたやってみたい。下りるときだけはちょっと怖かった」と笑顔を見せた。

 当面は個人の利用は受け付けないが、競技団体などによる一般向け体験会が開かれる可能性はある。

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