みかじめ料 店にも罰則、条例改正へ 大宮駅周辺の繁華街対象

 県内最大の繁華街・JR大宮駅周辺で、暴力団への資金流入を防ごうと、県警がみかじめ料の徴収などに対する罰則規定を盛り込んだ県暴力団排除条例改正案についての意見募集を実施している。二〇二〇年の東京五輪を見据え、不当要求行為を取り締まり、暴力団を排除するのが狙いで、県議会十二月定例会に提出する予定。

 改正案は、JR大宮駅周辺の北銀座、南銀座、西口地区を「暴力団排除推進特別強化地域」に指定。地域内で、みかじめ料などを徴収する不当要求行為を行った暴力団員のほか、支払ったり、暴力団員を業務に従事させたりした風俗、飲食店側も罰則の対象で、一年以下の懲役、または五十万円以下の罰金が科せられる。

 これまでは不当要求行為が認められた場合でも暴力団対策法に基づく罰則なしの中止命令を発出することしかできなかったため、改正案はより暴力団への圧力が高まることになる。

 また、県内全域で、十八歳未満の少年を暴力団事務所に立ち入らせた場合、これまで暴力団側に与えられていた「弁明の機会」をなくしたうえ、公安委員会ではなく警察署長が中止命令を発出できるように改正。手続きを簡素化することで、迅速な中止命令発出につながる。

 県警によると、県内の暴力団員数は昨年末時点で、千五百九十人と減少傾向にはあるものの、検挙件数は二千件超で推移するなど暴力団員による犯罪は依然として多い。県警の担当者は「改正によって、対象地域での暴力団排除の動きが加速することが期待できる」と話している。

 改正案は県警ホームページなどで閲覧でき、意見はメールや郵送などで受け付ける。三十一日まで。問い合わせは県警捜査第四課=電話048(832)0110=へ。 (西川正志)

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