<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記>前半戦総括 チーム力を若手が底上げ

<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記>前半戦総括 チーム力を若手が底上げ

 自転車ロードレースの国内ツアー戦、Jプロツアー(JPT)が一カ月の中断期間に入り、宇都宮ブリッツェンの選手たちもつかの間の休息期間を満喫しつつ、九月に始まるシーズン後半戦に向けての準備を進めている。

 振り返ってみると、今季前半戦、ブリッツェンには多くの試練が降りかかった。

 エース増田成幸選手が、四月に甲状腺の疾患であるバセドー病であることが判明し、療養のために長期欠場。また、多くの選手がレースやトレーニング中に落車に見舞われ、欠場や万全とは言えない体調でレースに出場することも多かった。

 昨季前半戦はJPTで4勝、国際自転車競技連合(UCI)公認国際レースで2勝を挙げていたが、今季はJPTの2勝のみと、数字で見ても苦しんだことが分かる結果となった。

 しかし、欠場者が相次ぎ、常に数的不利での戦いを強いられたことが、プラスに働いた面もある。U−23(二十三歳以下)の雨沢毅明、小野寺玲、岡篤志の三選手の成長だ。

 絶対的エースの増田選手が不在というチームのピンチを自身のチャンスに変え、三選手は何度も勝敗に絡む走りを見せ、雨沢選手と小野寺選手はチームに貴重な勝利をもたらした。岡選手も活躍が評価され、しばらく遠ざかっていたU−23日本代表復帰を果たした。

 シーズン後半戦序盤は、三選手がU−23日本代表の欧州遠征で不在となり、チームはしばらく数的不利の苦戦を強いられることになるだろう。

 だが、三選手が日本ではできない経験を欧州で積んで帰国し、長期欠場から復帰間近の情報がある増田選手がチームに合流すれば、昨季以上の戦い方ができるはず。

 それだけの底上げができた今季前半戦だったと感じている。

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