水陸両用観光バス試乗 豪快に水しぶき、臨海部走り爽快

水陸両用観光バス試乗 豪快に水しぶき、臨海部走り爽快

 江東区の臨海部で、二十六日から水陸両用観光バスの運行が始まる。同区では二〇二〇年東京五輪・パラリンピックで都内最多の競技が予定され、豊洲新市場も開場を待つ。運行前セレモニーがあった二十五日、一足先に試乗した。 (神野光伸)

 午前十一時、りんかい線・東京テレポート駅前を出発。屋根や窓ガラスがないバスは開放感たっぷり。秋晴れの強い日差しを浴びながら、タワーマンションが立ち並ぶ臨海部を走る。

 「三百六十度、街の景色が楽しめます」。女性ガイドの案内で空を仰ぐ。座席は二階建てバスの二階とほぼ同じ高さにあるため、信号機や臨海部を走るゆりかもめが頭上近くに迫る。

 豊洲や有明などを走った後、区内を流れる東雲(しののめ)運河に面した公園へ。新たに整備されたスロープから豪快に水しぶきを上げ、運河に入った。後部のスクリューを回転させ、ゆっくりと水上を進む。五輪の競技会場となる有明アリーナの建設地が沿岸に見えた。

 約七十分の道中、臨海部に集中する五輪会場に勢いを感じられたが、昨年十一月の開場予定だった豊洲市場はひっそり。地元自治会の関係者は「バスの運行は地域にとっても(観光面で)プラスになる。土壌汚染によるイメージダウンを払拭(ふっしょく)できればいい」と期待を込めた。

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