国立マンション訴訟 賠償金完済 元市長の上原さん「住民自治の力示した」

国立マンション訴訟 賠償金完済 元市長の上原さん「住民自治の力示した」

 国立市の高層マンション規制条例を巡り、市が業者に支払った損害賠償金を元市長の上原公子(ひろこ)さん(68)個人が負担するよう請求されていた問題で、二十一日に総額約四千五百万円の市への弁済を終えた上原さんは「住民自治の力を示した」と賠償金を賄った市民による募金活動の意義を強調した。 (服部展和)

 賠償金は、上原さんを支援する市民らが今年二月、「くにたち上原景観基金一万人の会」をつくって全国に呼び掛け、集まった寄付で賄った。五月に元金の約三千百万円を弁済。二十一日は、利息分の約千四百万円を弁済した。寄付者は延べ約五千人に上った。

 上原さんは、弁済後にくにたち市民総合体育館で開かれた報告会で「今回の結果は『私たちがこのまちをつくってきた』という市民の自信や誇りの表れ。一人に押し付けることでは終わらせないと、皆さんが力を発揮してくれた」と感謝した。

 昨年十二月に上原さんが負担することで確定した判決については「政治家であるべき市長について、行政マンであれと言ったことが間違い」と批判。その上で「今回の運動は、最後まで見捨てず、市民の力でやり抜く市民自治の力のすごさを示した。評価すべき大きな記録を残した」と話した。

 一万人の会代表理事で元小金井市長の佐藤和雄さんは「政治家や公務員が課題に直面したときに、恐れて腰を上げないようなことにしてはならない。市民が支える文化をつくっていく必要がある」と呼び掛けた。

 十二月十六日午後六時半から、国立市富士見台二のくにたち市民芸術小ホールで報告集会が開かれる。上原さんらが「市民自治の復権」をテーマに語る。参加費五百円。問い合わせは、くにたち上原景観基金一万人の会事務局=電080(3396)1491=へ。

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