難民キャンプに子ども服 窮状伝える記事に児童発案

難民キャンプに子ども服 窮状伝える記事に児童発案

 難民キャンプに子ども服を送ろうと、板橋区の小学生が呼び掛けている。「なんみんキャンプにおくるために、いらなくなった子ども服を集めています」。手描きしたチラシやポスターが目を引き、地域で協力の輪が広がっている。子ども服は三十日まで受け付けている。 (増井のぞみ)

 「難民を一人でも減らしたい」「難民が出ないよう戦争をなくそう」。高島平団地の一角、高島第五小学校三年一組の教室で、子どもたちが盛んに手を挙げ、発言していた。休み時間には集まった子ども服の仕分けをしていた。

 活動は、斎藤祥司君が難民の窮状を伝える記事を小学生新聞で目にしたのがきっかけ。服すら手に入りにくい子どもたちの姿を見て「もし自分だったら…。すごくかわいそう」と、切り抜きを担任の北野貴代美教諭(41)に見せ「難民に服を渡したい」と申し出た。

 衣料品店「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングが、学校で子ども服を回収して難民キャンプに送っていることが分かり、参加することになった。

 地元にあるユニクロの店長が授業を行い、世界に六千五百万人の難民がいて、半数は十八歳未満の子どもと知った。斎藤君と同じクラスの千葉陽向(ひなた)君は「たくさんいてびっくり。服を送って子どもの風邪やけがを防ぎたい」と思った。

 斎藤君、千葉君らクラス三十三人が手分けし、全校児童百八十五人分のチラシを作り、団地の掲示板にポスター三十枚を張った。

 赤ちゃんから身長一六〇センチの子ども向けのズボンや上着などが集まり、段ボール箱が十箱以上になった。斎藤君は「僕がやろうとしたことがこんなに広がるとは」と驚いていた。

 集めている衣料品は靴下や下着などを除く。問い合わせは高島第五小=電03(3975)6823=へ。

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