武蔵野研究100年の歩み 「文化協会」国立で記念展

武蔵野研究100年の歩み 「文化協会」国立で記念展

 武蔵野の歴史などの研究者や愛好家でつくる「武蔵野文化協会」(坂詰秀一会長)の創立100周年記念展「“武蔵野”研究100年」が、国立市中1のたましん歴史・美術館で開かれている。会員が研究した遺跡関連資料や古地図など約500点を展示している。 (服部展和)

 協会は一九一六(大正五)年に人類学者鳥居龍蔵(一八七〇〜一九五三年)らによって設立された「武蔵野会」を前身とし、戦時中の活動休止を挟んで四八年に改称された。昨年開催した創立百周年記念会に続き、研究成果を一堂に集めた展覧会を企画した。

 現在の会員は約百五十人。東京都と埼玉県、神奈川県の一部を含む旧武蔵国を中心に、関東全域にまたがる研究をしている。研究分野は歴史や地理、自然、文化など多岐にわたる。毎月、史跡巡りなどのフィールドワークを行い、研究内容を掲載する年一回発行の機関誌「武蔵野」は今年で三百五十六号を数えた。

 会場では、協会の歩みや会員の功績をパネルで紹介。国分寺市の殿ケ谷戸遺跡や熊ノ郷遺跡から発掘された旧石器時代の石器をはじめ、「武蔵国」の文字が刻まれた瓦など貴重な出土品を展示している。

 江戸時代以降の絵や古地図も並び、かつての街並みや多摩川などの風景がうかがえる。一九〇九(明治四十二)年測量の「東京及(および)近郊実測図」(縦百八十六センチ、横百八十五センチ)は、三十八点に分割されていた原図をコピーし、つなぎ合わせて復元した。

 専務理事の加藤功さん(72)は「武蔵野の長い歴史を知ることで、あらためて魅力を発見してほしい」と話している。

 同展は十日まで。入場無料。問い合わせは、たましん歴史・美術館=電042(574)1360=へ。

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