健康体操でシャキッと 杉並・日本舞踊家二条院さんCDを自主製作

健康体操でシャキッと 杉並・日本舞踊家二条院さんCDを自主製作

 乳がんや大腸がんなど大病を患い、心肺停止も経験した日本舞踊家の二条院寿星(じゅせい)さん=杉並区在住=が、デイケア施設などで披露している健康体操の音楽をCDにした。タイトルは「シャキッとさわやか」。多くのお年寄りに知ってもらい、元気に過ごしてほしいと願う。 (山田雄之)

 「両手広げて元気よく」「感謝の心でシャキッとね」。こんな歌詞の盆踊り調とロック調の二曲と、そのカラオケの計四曲をCDに収めた。友人の歌手浜より子さんらが歌い、地元のバンド有志が協力した。昨年十二月にできあがり、二月中には無料動画サイト「You Tube」に振り付け映像を公開する予定だ。

 三十代半ばで乳がん、八年前には卵巣嚢腫(のうしゅ)を患った二条院さん。公演先の老人施設で心肺停止となり、体には除細動器が埋め込まれている。大腸がん、肝内胆管がんも手術し、いずれも成功したが再発の恐れもある。週二回は病院通いだ。

 そんな日常を支えているのが日本舞踊。三歳から六十年以上続け、十カ国以上の海外公演も果たした。

 二十年ほど前からは、お年寄りのデイケア施設などで踊りを披露しているが、お年寄りと触れ合う中で、一つの発見があった。

 歌いながら踊っていると、お年寄りの表情がみるみるうちに笑顔になっていくことだ。五年ほどかけて健康体操を考案し、作詞と作曲も手掛けた。整形外科医の意見で振り付けは見直した。訪問先で体操の手ほどきをすると、「形に残してほしい」「カラオケで歌いたい」。そこで、CDを自主製作した。

 二条院さんは「病気で何度も不安になったが、今は生きていられる喜びに感謝して日々を過ごしている。明るくいきいきと過ごすために、ぜひ踊ってほしい」と話す。CDは税込み千二百円。問い合わせは「シャキッとさわやか」実行委員会=電070(1476)6764=へ。

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