映画で振り返る築地の最盛期 市場内の講堂でNPOが19日上映

映画で振り返る築地の最盛期 市場内の講堂でNPOが19日上映

 築地市場(中央区)で水産関連の書庫「銀鱗(ぎんりん)文庫」を運営するNPO法人「築地魚市場銀鱗会」は十九日、活況だった一九六〇年代の築地市場の様子を描いた映画の上映会を市場内にある都の講堂で開く。高度経済成長の波に乗り、最盛期を迎えた築地市場を振り返りつつ、移転先の豊洲市場(江東区)へと希望をつなげる。 (神野光伸)

 上映会では、築地市場がロケ地の一つとなった故・坂本九さん主演の映画「上を向いて歩こう」(日活)のほか、仲卸業者ら市場で働く人たちの現場を追ったドキュメンタリー「魚市場の一日」(東京水産振興会)を上映する。両作品とも六〇年代に制作された作品だ。

 上映に先立ち、築地市場の業者でつくる魚河岸会の伊藤宏之会長が「映像に見る六〇年代の築地を語る」と題して講演する。イベントの締めくくりには、参加者全員で十月の豊洲市場への移転に向けて「上を向いて歩こう」を合唱するという。

 銀鱗会事務局長の福地享子さんは「六〇年代は築地市場が一番活気にあふれていた時代。皆楽しく働き、景気の良い話題があちこちから上がった。当時を知らない人たちにも最盛期の築地を見てもらいたい」と話している。

 上映会は午後一〜三時半。午後零時半から受け付ける。入場料は五百円。あわせて銀鱗会の今後の活動資金も募る。問い合わせは同会=電03(3541)7194=へ。

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