<予報士記者の気象雑話>9月まで災害の季節 豪雨警戒、熱中症対策も

<予報士記者の気象雑話>9月まで災害の季節 豪雨警戒、熱中症対策も

 関東地方が六日に梅雨入りしました。九月にかけて台風、豪雨などの気象災害に警戒する季節になります。神奈川ではどのような災害に気を付けるべきなのでしょうか。横浜地方気象台の資料を基に特徴を探ってみました。

 一九三四年の室戸台風以降、県内で最も死者が多かったのは五八年九月の狩野川台風。江の島を直撃してから県東部に上陸し、九十三人が犠牲になりました。六六年六月、房総半島に接近した台風4号による死者は四十一人。当時は河川の改修といったインフラ整備が進んでいなかったため、被害が広がったと考えられます。

 ここ数年でも犠牲者は出ています。台風、梅雨前線など原因はさまざまですが、土砂災害による被害が多いようです。山間部が広がる西部はもちろん、都市部の東部も油断はできません。二〇一四年には横浜市中区や緑区の土砂崩れで死者が出ました。

 梅雨が明けて夏真っ盛りになっても注意が必要です。酷暑で亡くなった人もいて、一三年には千人を超える人が熱中症で搬送されました。気象庁は先月末に発表した三カ月予報で、七月の気温は高い傾向があるとの見通しを示しています。熱中症対策も忘れないようにしましょう。

 県内の気象災害で忘れられないのが、十三人が犠牲になった一九九九年八月の玄倉(くろくら)川の水難事故です。当時、現場周辺には大雨洪水警報が出ていました。

 どうすれば危険を正しく理解し、身を守る行動を取ってもらえるのか。気象に携わる一人として、この事故を記憶に刻んでいます。 (気象予報士・藤沢通信部記者 布施谷航)

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