録音機能付き電話機 ノジマと県警、普及へ協力 警官が店頭で声掛け

録音機能付き電話機 ノジマと県警、普及へ協力 警官が店頭で声掛け

 ニセ電話詐欺の被害を減らそうと、県内を中心に家電量販店を展開する「ノジマ」(横浜市)と県警は、被害を防ぐ効果が高いとされる録音機能付き電話機の普及を目指して協力を始めた。公的機関が特定の商品を勧めるのは異例。県警は「できる限りのことをしたい」としている。 (加藤益丈)

 「父の日のプレゼントに録音機能が付いた電話機はいかがですか」。父の日を1週間後に控えた10日、横須賀市平成町の商業施設「ノジマモール横須賀」で声を張り上げたのは、県警本部と横須賀署の警察官。足を止める客にノジマの店員が「最も安いものは5000円くらいですよ」と話し掛けた。

 県警はこれまで、ニセ電話詐欺のさまざまな手口を紹介したり、時には「息子はサギ!?」など過激なフレーズを使ったポスターを用いたりし、注意を呼び掛けてきた。最近は「犯人の電話に出たらアウト」といううたい文句で、留守番電話にして知らない人の電話に出ないよう求めている。しかし、呼び出し音が鳴るとつい受話器を取ってしまう高齢者が少なくないのが悩みだった。

 ニセ電話詐欺の被害は今年も過去最悪ペースで、対策は急務。未登録の番号から電話がかかってくると「録音する」というメッセージが流れる録音機能付きは、声が残るのを嫌う犯人がすぐに電話を切るケースが多いとされる。

 ノジマによると、「電話機は安ければ良い」と考える消費者が多く、比較的高価な録音機能付きは強く勧めてこなかった。ただ、増え続ける被害の前に方針を変更。全約160店の電話機売り場の責任者を集めた会議に警察官を招き、ニセ電話詐欺の被害の実態を聞いた。担当者は「家電のプロとして、お客さんの安全安心を守るため積極的な提案をしていきたい」と話した。

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