キャベツで育てたムラサキウニ 「甘みもコクもある」三浦で初の一般向け試食会

キャベツで育てたムラサキウニ 「甘みもコクもある」三浦で初の一般向け試食会

 キャベツを食べさせて育てたムラサキウニの一般向けの試食会が十二日、三浦市三崎町城ケ島の水産会社「三崎恵水産」であった。地元住民ら約五十人が「甘い」「磯臭さがない」などと感想を述べながら、舌鼓を打った。

 実入りが悪い上、海藻を食べ尽くすためサザエなどの成育を妨げるムラサキウニの駆除と、規格外などで廃棄される市特産のキャベツの活用を両立させる試み。県水産技術センターが二年前、栄養価が高いキャベツを与えて実入りを良くする技術を開発し、特産化に向けて今年五月から同社と養殖に取り組んできた。

 これまで漁業、飲食業関係者向けに行ってきた試食会を今回、知名度アップを目指し初めて一般向けに開いた。横須賀市の福祉士小幡みどりさん(48)は「甘みもコクもある。地産地消の取り組みとしてもいいのでは」とほほ笑んだ。

 食べ頃は五〜六月。養殖する施設の規模が小さく十分に供給できないなど、特産化に向けて課題は多いが、同センターの利波之徳所長は「この時期に三崎に来れば食べられるというような、新たな観光資源になれば」と語った。(福田真悟)


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