<夏の甲子園>日大三、投打で圧倒

<夏の甲子園>日大三、投打で圧倒

 強打を見せたぞ−。大会6日目の十日、日大三(西東京)は第2試合で折尾愛真(北福岡)と対戦し、16−3で大勝した。初回に打者13人の猛攻で7点を挙げ、その後も加点して突き放した。七回には大塚晃平選手(三年)のソロ本塁打などで、ダメ押しした。投げては、中村奎太(同)、河村唯人(同)両投手の継投で、相手打線を3点に抑えた。2回戦は、十五日の第3試合で、奈良大付(奈良)と対戦する。

 投打で圧倒した。初回に1点を先制された日大三はその裏、打線が火を噴く。四球などで同点とし、1死満塁から佐藤コビィ選手(三年)の2点適時打で逆転。スタンドの佐藤選手の母・悦子さん(41)は「毎朝のランニングなど、努力する姿を見てきただけにうれしい。このまま打ちまくってほしい」と笑顔で話した。

 その願い通り、猛攻は止まらない。続く上野隆成選手(同)の適時三塁打などでこの回、打者13人で一挙7点を奪った。三、七回に3点を加えるイニングをつくるなど得点を重ね、先発全員安打を記録した。

 アルプスでは、吹奏楽部と同部の卒業生計約100人が音色で選手らを後押し。トランペットを携え、大田区から駆けつけた新井敏克さん(66)は在校中も甲子園で演奏したといい、「青春を思い出しながら吹いています」と、額に汗を流しながら話した。得点の度に応援歌「輝く日大」を繰り返し奏で、「疲れるけど、うれしい気持ちの方が大きい」と笑顔をみせた。

 守備面では、中村投手が四回まで1失点の好投。父・和樹さん(55)は「一回に1点取られたが、その後はいつも通りの投球をしてくれた。試合をつくる役目を果たしてくれたと思う」と満足げ。五回からは河村投手が登板。三振を奪うとアルプス席から「いいぞ!いいぞ!唯人!」と掛け声が響いた。

 最後の打者を三振で抑えると拍手が湧き起こった。新井さんは「頼もしい試合をしてくれた」と後輩をたたえた。 (鈴木弘人)

◆監督・主将談話 

<日大三・小倉全由監督> 一回は最少失点で乗り切ってから、大量得点を取れて楽になれた。打線はコンパクトに振れて、投手陣はよく投げてくれた。

<同・日置航主将> 最高の雰囲気でした。粘り強く食らい付くことができた。一戦一戦、勝っていって優勝を目指したい。


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