五輪へ競技の魅力PR ホッケー元日本代表で品川区非常勤職員・藤尾香織さん

五輪へ競技の魅力PR ホッケー元日本代表で品川区非常勤職員・藤尾香織さん

 二〇二〇年東京五輪でホッケー会場となる品川区で、四月から非常勤職員の「コミュニケーター」として、体験教室などを開き競技の魅力を発信している。「五輪後も品川にホッケーが根付いてくれたら」と話す。

 アテネ、北京、ロンドン大会と三度五輪に出場するなど第一線で活躍。ロンドン大会後、しばらくして現役を退いた。ホッケー女子は、五輪初出場となったアテネで八位となったが、メダルが期待された北京は十位、ロンドンは九位で終わった。「アテネは八位ではあったが、世界との差が歴然とあった。北京ではセットプレーの重要性を身に染みて思い知らされた。ベテランが抜けたロンドンは一からのスタートだった」と自身の五輪を振り返る。

 カーボン製のスティックでプラスチック製の硬球を運びながら、相手ゴールを狙うホッケーは「ルールはサッカーのようであり、バスケットボールのように攻守の切り替えが激しい。シュートが打てるサークル内での攻防が見どころ」と魅力を話す。

 今は月一回のペースで、教室を開き、初心者向けにホッケーを教えている。区の広報紙のコラムでもホッケーのルールなどを解説するコーナーを担当する。「いろいろな人に知ってもらって、盛り上げるために試行錯誤している。選手時代のほうが楽だったかもしれません」と笑う。

 「見た人や実際にやった人は多くが『楽しい。もっとやってみたい』と言ってくれる」と手応えを感じる一方、課題は多い。「国内にはホッケー専用のグラウンドが少ない上、郊外にあって気軽にできない。国内や国際的な大会を見ることができる機会も少ない」。人工芝に水をまいて使用するため、専用グラウンドが必要となるという。

 出身の山梨県南アルプス市では、国体の会場となったのを機に、スクールや部活など地元ぐるみでホッケーが根付いている。来年六月には、大井ふ頭中央海浜公園(品川区、大田区)に五輪用のホッケー場が整備される。「競技場ができれば、機運も高まるのでぜひイベントをやりたい」と意気込む。

 男女とも東京五輪出場が決まっているホッケー日本代表は、今夏のアジア大会でいずれも優勝した。「子どもから高齢者まで幅広く魅力を知ってもらいたい。東京大会で多くの人に観戦してもらい、競技の活性化につなげられたら」 (山田祐一郎)       ◇

 区が10月27日、しながわ中央公園(品川区西品川)でスポーツフェスタ「OZ(オズ)」を開催する。東京五輪・パラリンピックで品川区が支援する三競技(ホッケー、ビーチバレーボール、ブラインドサッカー)に挑戦できる。当日は、藤尾さんも体験会場でホッケー指導、トークイベントにも参加する。競技のルールなどは、区のオリンピック・パラリンピックの特設サイト(https://shinagawa2020.jp/)で紹介している。


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