品川区長選告示 現新3人立候補 区の未来へ第一声

 任期満了に伴う品川区長選が二十三日、告示された。四選を目指す現職に、新人二氏が挑む。現区政の評価や、国が計画する羽田空港新飛行ルートに対する区の姿勢などが争点となる。

 立候補したのはいずれも無所属で、新人で元都議の学校法人理事佐藤裕彦さん(60)=立民、共産、自由、都民ファ推薦=、新人の元区議西本貴子さん(57)、現職の浜野健さん(71)=自民、公明推薦。

 三人は、区内で第一声を上げ、羽田空港の増便のために計画されている品川上空を低空飛行する新たなルートについての国への対応や、防災対策、福祉問題を中心に政策を訴えた。

 昨夏の都議選出馬による欠員に伴う区議補選(被選挙数二)も告示され、五人が立候補した。

 投票は三十日午前七時から午後八時まで、区内四十三カ所で行われ、午後八時半から、区立総合体育館で開票される。二十二日現在の選挙人名簿登録者数は三十三万百九十七人。(山田祐一郎)

 (届け出順)

◆佐藤裕彦(さとう・ひろひこ)さん (60) 無新=立共由都

 羽田新ルートに反対

 JR大井町駅で出陣式を行った佐藤さんは、「品川の空を守る」をキャッチフレーズに掲げ、羽田空港増便で区内上空を旅客機が低空飛行する新ルート計画に反対する姿勢を強調した。

 「人口密集地の品川でネジ一つ落ちても大惨事につながりかねない。不動産価値も下落する可能性があり、区民にいいことは何もない」と問題点を指摘。「妥協はない。国と都に撤回を求める判断しかあり得ない」と述べた。

 また、「長年、続いてきた役人出身の区長ではできなかったことを実現させる」と強調。貧困による教育格差対策として区立小中学校の給食費の無料化や、コミュニティバス導入などの政策を訴えた。

 学校法人理事(元)都議・衆院議員秘書▽慶大  

◆西本貴子(にしもと・たかこ)さん (57) 無新

 一人一人が輝く区に

 西本さんは、JR西大井駅近くの事務所前で出陣式。区議四期十六年の経験を前面に出し「品川区初の女性区長を目指す」と意気込んだ。

 訴えるのは、「一人一人が輝く、未来のある品川」。議員活動で、区民の声が区役所に届かないことに憤りを感じていたといい、女性の視点を生かした「品川刷新」を掲げ、区役所改革や、貧困による教育格差の解消などを訴えていくとした。区内を低空飛行する国の羽田空港新ルート計画には反対の姿勢で、「はっきりとノーと言えるのは私だけだ」と訴えた。

 政党や団体の支援を受けず、しがらみのない選挙戦も強調。「品川を絶対に変えてみせる」と述べた。

 保護司(元)区議・バイオ会社社員▽東京農工大

◆浜野健(はまの・たけし)さん (71) 無現<3>=自公

 安心して住める街へ

 JR大井町駅前で出陣式を行った浜野さんは、「私が一生懸命働くことが区の発展につながり、区民の幸せにつながると確信している」と第一声を上げた。

 演説で、三期十二年にわたる実績を強調。防災対策では、二〇一六年に新潟県糸魚川市で百四十棟以上が焼けた大火を例に木造住宅の密集地域への対応の重要性を取り上げ、「区内にも多くの住宅密集地域がある。建て替え資金の助成制度などで燃えないまちづくりを目指してきた」と主張した。「人々が安心して住むことができるよう努力を続ける」とも述べた。

 また、「商店街が元気であれば、区が元気になる」と商店街振興の重要性を強調した。

 区長(元)区助役・企画部長▽早大


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