「金花糖」浅草に集結 全国博覧会始まる 24日まで

「金花糖」浅草に集結 全国博覧会始まる 24日まで

 昔ながらの砂糖菓子「金花糖(きんかとう)」の魅力を広める第一回全国博覧会が二十一日、台東区の浅草公会堂(浅草一)で始まり、今も生産が続く北陸や九州などの金花糖が勢ぞろいした。見た目の華やかさや、地域ごとに異なる色や形の違いが楽しめる。アート作品に変身させた新しい趣向の金花糖も注目を集めた。二十四日まで。入場無料。

 台東区下谷で菓子問屋「まんねん堂」を営む鈴木真善(まさよし)さん(48)が中心となって発案、企画した。都内で途絶えた金花糖づくりを二〇一二年に復活させた鈴木さんは、他の産地でも下火になっているのを知り、「風習や思い出を次の世代にも伝えたかった」という。

 呼び掛けに応じた石川、新潟、佐賀の各県の店主らが、招き猫や七福神などをかたどった百五十点ほどを展示。タイは定番の形だが、絵付けの色の濃さや目の形に地域の違いが感じられる。おひなさまに金花糖を供える北陸の風習になぞらえて、ひな壇も置き、縁起物を飾り付けた。

 ウエディングケーキのようなデコレーションと、淡い色付けが目を引く金花糖も並んだ。手掛けたのは、金沢市出身で目黒区のイラストレーター東ちなつさん(39)。「NEW金花糖」と名付け、四年前から、金花糖の新たな魅力を会員制交流サイト(SNS)で発信している。

 姉妹で訪れた世田谷区の会社員真田千奈美さん(28)は「金花糖は画廊で見たことがあった。キャンドルみたいでかわいいので、部屋に飾りたい」と話した。

 この日は、鈴木さんと親しく、博覧会の応援隊長を務める落語家林家たい平さん(54)も駆け付けた。自身の名を冠した絵付け大会も催し、「金花糖の美しさをSNSで多くの人に伝えて」と呼び掛けた。

 金沢市の老舗「加賀銘菓の越野」は、普段販売していない力士をかたどった金花糖を博覧会のために作り、展示した。店主の越野英一さん(48)は「ひな人形を飾らない若い世代にも金花糖を知ってもらえたら」と話した。 (加藤健太)


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