<論戦 都議会>「築地」…一問一答合意 11時間遅れ 知事施政方針

<論戦 都議会>「築地」…一問一答合意 11時間遅れ 知事施政方針

 都議会定例会は二十一日未明、本会議を再開し、当初の予定から約十一時間遅れで小池百合子知事の施政方針演説が行われた。初日の二十日は築地市場跡地の再開発を巡り、小池知事にどう説明を求めるかで各会派が対立して空転。知事に経済・港湾委員会への出席を求め、一問一答形式で質疑をすることで各会派が合意して正常化した。 (岡本太)

 小池知事は先月、築地の跡地に国際会議場などを整備する再開発計画の素案を発表。これに対し、自民、共産、立憲・民主など四会派と無所属二人は「築地は守る」「食のテーマパーク機能を有する新たな市場にする」としていた従来発言から方針が変わったとして、委員会での一問一答形式で説明責任を果たすよう求めていた。

 施政方針演説で小池知事は「築地を先進性と国際性を兼ね備えた東京の新たな顔として育てていきたい」と表明。本会議後、「しっかりと築地の問題など皆さんと審議できる機会を頂いた」と報道陣に話した。

 今定例会に提案した子供への虐待防止条例案については、演説で「保護者による体罰を禁止し、都の責務として体罰によらない子育てを推進する」と説明。鉄道の新線建設では「多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面への延伸は計画の熟度を上げるなど、六路線を中心に関係機関との協議・調整を深める」とした。

◆<傍聴記>都民ファ 「公明頼み」の構図浮き彫り

 「意見をまとめるのに、これだけの時間が…」「一つの結果を得られたのは各会派のみなさまのおかげで…」。本会議が終わった二十一日午前二時すぎ、都民ファーストの会の小山有彦政調会長は額に汗をかき、力なく語った。

 関係者によると、混乱が長引いたのは、知事を支える都民ファと公明の“内紛”が理由だ。築地跡地の再開発を巡り、自民、共産などが知事の一問一答での質疑を求める中、都民ファと公明は一致して拒否。このまま押し切ると思われたが、都民ファが終盤になって強硬な議事進行に難色を示したという。

 「これまで何だったのか」(公明幹部)と、都民ファに怒った公明が、本会議を開くための議会運営委員会理事会を欠席。慌てた都民ファも事態を解決できないまま出席せず、本会議を開けない事態となった。

 図らずも、過半数を持たない都民ファが、公明に頼る構図があらためて透けて見える結果となった。


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