空き部屋を「憩いの場」に 宇都宮のアパート改修し図書館誕生

空き部屋を「憩いの場」に 宇都宮のアパート改修し図書館誕生

 宇都宮市の東武宇都宮駅のすぐ西に位置する「もみじ地区」と呼ばれる住宅地に、築約五十年のアパートの空き部屋を改修して造った「図書館」が開館した。アパートの管理会社が地元住民や買い物客らの「憩いの場」として手掛けた。約一万冊が並ぶ空間はキッチンも備え、ときにカフェや酒場にもなる。 (原田拓哉)

 建築設計、不動産業の「ビルススタジオ」(同市)が、同市西三にあるアパートの二部屋を一つのフロアに改修し「もみじ図書館」としてオープンした。広さは約六十平方メートル。蔵書の約一万冊は、住民や同社のスタッフが知人に呼び掛けて集めた。

 書架や外に張り出すデッキなどは木製で手作り。蔵書は文庫本、百科事典、絵本、日本文学などに分類して並んでいる。

 図書館のすぐ北側には東西に「もみじ通り」が走る。かつては八十の店が軒を連ね、住宅地の商店街としてにぎわったが、道幅が狭く、駐車場がないこともあって空き店舗が目立つようになり、商店会も解散した。

 しかし、同社が二〇一〇年に事務所を移転。出店希望者を募ったところ、カフェ、パン屋、ドーナツ店、美容室など十七店舗が相次いで開業。徐々に人通りも増え、活気を取り戻してきた。

 図書館の利用は無料。常駐するスタッフはいないが、スタッフが滞在しているときは昼にコーヒーを、週末の夜は酒を有料で提供する。飲食物を持ち込むこともできる。

 団体での利用も可能で、地元の自治会が「お昼のイベント」などに利用する予定という。

 図書館を運営するスタッフの一人、中村純さん(34)は「子連れのお母さんがゆっくり休んだり、地域の交流の場になったり、気軽に利用してもらいたい」とPRする。

 開館は午前十時〜午後七時。日祝日と毎月第二、第四土曜は休館。問い合わせは同社=電028(636)5136=へ。


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