土方歳三の息吹、津軽三味線で 来月12日 葛飾で音楽舞踊劇

土方歳三の息吹、津軽三味線で 来月12日 葛飾で音楽舞踊劇

 津軽三味線奏者の上妻(あがつま)宏光さん(46)が奏でるダイナミックで歯切れの良い音色を軸に、舞台を展開していく音楽舞踊劇「新選組・土方歳三」が十月十二日、葛飾区の「かつしかシンフォニーヒルズ」(立石六)で上演される。池田屋事件や戊辰戦争での数々の戦いを描き、幕末から明治にかけ、時代の転換期に命懸けで生きた土方の人生に迫る。 (井上幸一)

 「伝統と革新」を掲げる上妻さんは、ジャズ、ロック、ダンス音楽など邦楽以外のジャンルと精力的にセッションを続けてきた。二〇一三年から、デーモン閣下の朗読による能舞音楽劇「義経(ぎけい)記」を開始。今回の公演は、朗読劇の新シリーズ的な位置付けという。

 朗読を担うのは、「島唄」で知られる「THE BOOM(ザ・ブーム)」の元ボーカリスト、宮沢和史(かずふみ)さん(53)。ダンスカンパニー「DAZZLE(ダズル)」がパフォーマンスを披露する。

 「楽曲は舞台向けに新しくアレンジし、宮沢さんの語りに寄り添っての即興演奏もある」と上妻さん。「自分だからできる、三味線音楽の広がりを感じてほしい」と意気込む。

 脚本・演出は「白鳥歌舞喜」を主宰する白鳥祐司さん(42)。「百五十年前、古き時代から新しい時代に移るはざまで、新選組はもがいていた。古さと新しさの間で、すんなりいかない経験もしたであろう上妻さんと通じるものがあるのでは」と語る。新選組の中でも土方に焦点を当てた理由を「アウトローな雰囲気を持ちつつ、未来のことも考えており、振れ幅の広さに魅力を感じるから」と説明した。

 上演を前に、二人は新選組の沖田総司の終焉(しゅうえん)の地とされる今戸神社(台東区)を訪問。「病床の沖田を土方が訪ねてきたという話もある。どんな会話をしたのか思いを巡らせた」と白鳥さん。上妻さんは「仲間と一緒に戦えなかった沖田の無念を感じた」と話した。

 午後四時半開演。一般五千五百円。全席指定。問い合わせ、チケット予約は、かつしかシンフォニーヒルズ=電03(5670)2233=へ。 


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