魅力的な景観を創り出している建築物や活動を宇都宮市が表彰する市まちなみ景観賞が決まり、最高の大賞には、昨春に「もみじ通り」近くにオープンした「もみじ図書館」が選ばれた。大賞に準じる景観賞や部門賞も合わせ、計九件が受賞した。

 市まちなみ景観賞は、二年ごとに表彰している。今回は百十六件の応募があり、建築やデザインの専門家でつくる選考委員会が選んだ。

 「もみじ図書館」(西三丁目)は、建築設計・不動産会社が地元住民や買い物客の「憩いの場」として、アパートの空き部屋を改修した民営の図書館。選考委では「開放的なつくりにより室内からの照明が漏れ、魅力的な夜間景観が創出されているほか、地域のコミュニティーの場となっている」と評価した。

 景観賞には、飲食店の「OHYA FUN TABLE」(大谷町)、飲食店の「Dining蔵 おしゃらく」(宮園町)、「南図書館周辺のまちなみ」(雀宮町)の三件が受賞した。

 部門賞のうち「景観づくり部門」には、地域住民や宇都宮大の学生たちが、自らの手で空き店舗を集会所にリニューアルした「とみくらみんなのリビング」(東峰町)が選ばれた。

 昨春に完成した「とみくらみんなのリビング」の取り組みは、日本デザイン振興会の二〇一九年度グッドデザイン賞(公共の建築・空間部門)にも輝いている。 (原田拓哉)