足利市の新春恒例の「繭(まゆ)玉市」が十三日、徳正寺(本城三)で開かれ、ピンク色やオレンジ色をした縁起物の繭玉飾りを買い求める参拝客らでにぎわった。

 繭玉市は、織物に欠かせない蚕の成長を願う行事として、江戸時代に始まった。その後、市が繊維の街として発展し、木枝に繭の形をした米団子を付けた飾りが縁起物として売られるようになった。商売繁盛や家内安全に御利益があるという。

 市内で小売業をしている六十代の男性は「毎年買い求めています。縁起物ですから」とニッコリ。

 繭玉飾りは大小三種類で価格は二千円から四千円。店の女性は「景気が良くないからか、安価な飾りがよく売れますね」と話していた。 (梅村武史)