三鷹市在住の児童文学作家神沢(かんざわ)利子さんの九十六歳の誕生日を祝う会が二十五日、三鷹市の市立三鷹図書館であり、ファンや市関係者ら約八十人が参加した。同館では、代表作「くまの子ウーフ」(一九六九年)の出版五十周年を記念した展示会「神沢利子さんのおくりもの」も開かれている。二月二日まで。(花井勝規)

 実際の神沢さんの誕生日は二十九日だが、多くのファンや子どもが集まりやすい日を選び、前倒しした。

 祝う会で神沢さんは子どもたちから花束を贈られ「こんなに長生きするとは思わなかった。皆さんに祝ってもらってうれしい」と謝辞を述べた。司会から前日にひ孫が誕生したことが紹介され、拍手が送られた。

 河村孝市長から絵本を活用した特色あるまちづくりを目指す「みたか・子どもと絵本プロジェクト」の名誉顧問への委嘱状が手渡された。

 くまの子ウーフは、主人公のウーフが日常の生活の中で生じた疑問に自分自身で答えを見つけていくストーリー。挿絵の愛らしいつりズボン姿も人気の一つで、国語の教科書にも掲載されたほか、海外でも翻訳された人気作品だ。

 展示会では、神沢さんが二〇一七年に直筆原稿やスケッチ、挿絵の原画など約七百点を市に寄贈したものの中から「くまの子ウーフ」と、同じく出版から五十年が経過した「ふらいぱんじいさん」の関連資料を中心に展示している。

 入場無料。問い合わせは同館=電0422(43)9151=へ。