太平洋戦争当時、上皇さまが皇太子時代に疎開され、終戦時の「玉音(ぎょくおん)放送」を聞いた「旧南間ホテル」の建物を改修した益子町の宿泊施設「ましこ悠和館」の宿泊予約が始まった。宿泊営業は今月二十二日から。 (小川直人)

 旧南間ホテルは上皇さまが過ごされた部屋「御座所」があり、もともと奥日光にあった。一九七三年に益子町に移築され、その後、寄贈を受けた同町が建物を改修した。

 上皇ご夫妻は一九八〇年、栃木国体の折に訪問している。昨年六月から、疎開中の上皇さまや、終戦時の写真などのパネルを展示している二階の「平和のギャラリー」と「御座所」が公開されている。

 宿泊スペースは、一階二室、二階三室の計五部屋。定員は一部屋二人で、四人まで宿泊可能な部屋が一室ある。

 料金は一泊朝食付き(一人)で、平日七千五百円、土日祝日八千五百円、春秋の陶器市開催時は九千円になる。平和のギャラリーの入館料は百円(宿泊客は無料)。

 営業は「道の駅ましこ」を運営する「株式会社ましこカンパニー」が行う。夕食は近隣の飲食店を利用してもらう。朝食は、益子焼の器に益子町産の食材を使った和食を用意する。益子焼のタイルを使った貸し切り風呂もある。

 予約、問い合わせは、同館=電0285(81)5582=へ。