県内の公立高校で十二日、今春の前期選抜の入試が始まり、初日は五教科の学力検査があった。十三日に面接などがあり、合格発表は十九日。

 県教育委員会によると、全日制百二十七校に三万六千五百二十六人、定時制十七校に七百二十七人が受験し、平均倍率はそれぞれ一・六八倍、〇・九六倍だった。インフルエンザや体調不良を理由に百五十八人が保健室など別室で受験した。二週間以内に中国に渡航歴がある生徒は新型コロナウイルス感染に配慮して個室で受験した。 (中谷秀樹)

◆出題の特徴

 県教委が発表した出題の特徴は以下の通り。

 【国語】問題は8問で構成は昨年と同じ。文学文章の読解は江戸後期の日本人の科学精神を描いた小説「六花落々(りっかふるふる)」(西條奈加著)が出題された。平均点は昨年(54.2点)と同程度とみる。

 【数学】問題は5問で構成は昨年と同じ。円周角の定理を利用した三角形の相似の証明など。平均点は昨年(54.5点)と同程度とみる。

 【英語】問題数は9問で昨年と同じ。英文読解は、学校の授業で4人の生徒が課題を発表した設定の出題。平均点は昨年(53.6点)と同程度とみる。

 【理科】問題数は9問。地学では地震の観測データを基に震源からの距離と初期微動継続時間をグラフで示す出題。平均点は昨年(60.6点)をやや下回りそう。

 【社会】東京五輪・パラリンピックにちなんだ総合問題や働き方改革、内閣総理大臣の指名投票に関する問題など。予想平均点は昨年(56.6点)を下回りそう。