戦争と平和を考える「第二十二回足利平和展」が二十九日、三月一日、同市有楽町の市民会館で開かれる。今回は歯舞群島の志発(しぼつ)島民だった清田(せいだ)進さん(80)=神奈川県在住=が語り部となり、北方四島の問題を通じて平和を考える。市民らで組織する実行委員会主催。東京新聞宇都宮支局など後援。

 清田さんが登壇する「戦争体験談」は二十九日午後一時から。

 当時の志発島は人口約二千二百人で、コンブなどの水産資源に恵まれ、豊かだったという。一九四五年、旧ソ連軍は日本がポツダム宣言を受諾した後に北方四島に攻め込んだ。清田さんは当時五歳。家族は真っ暗な海を船に乗って命からがら島から逃げたという。

 清田さんは「混乱する北方領土問題を整理するきっかけになれば。長い時間をかけて解決する問題。若い人たちにぜひ参加してほしい」と呼びかけていた。

 続いて牛田喜八郎さんが「海軍主計兵の軍隊生活」、山岸修次さんが「特攻隊員の兄 沖縄に散る」をテーマに語る。足利空襲、学童疎開のパネルや資料の展示、戦争を考える映画の上映、千人針体験もある。

 入場無料。二十九日午前十時〜午後五時、三月一日午前九時〜午後四時。問い合わせは実行委員会事務局の金井良一さん=電0284(42)6908=へ。 (梅村武史)