桜、ツツジ、ハナショウブが咲き誇る江戸川区内の花の名所を広めようと、区と区内の「東京コミュニケーションアート専門学校」(西葛西五)の学生がPRポスターを制作した。昨年度から始めた学官連携事業。それぞれの花の季節に合わせ、JR小岩駅など、区内の主要駅や、区の施設などに掲示する。 (井上幸一)

 取り組んだのは、クリエーティブデザイン科の一、二年生百二十人。区が提供した写真を利用し、昨年九〜十一月に百十四点を作成し、校内選定と区の庁内審査会で、テーマごとに三枚の採用が決まった。

 「小松川千本桜・新川千本桜」は、河川沿いのシダレザクラを淡くぼかして和と幻想的なイメージを生み出した一年生の加藤美侑(みゆき)さんのデザインに。「なぎさ公園つつじ山」は、パノラマシャトルが走る風景が出かける意欲をかきたてると評価され、一年生の高橋杏菜さんの作品が選ばれた。

 「小岩菖蒲(しょうぶ)園」は、一年生の篠田莉帆さんが手掛けたポスターに。手前にハナショウブを三輪並べ、奥に菖蒲園の風景を重ねて立体的に見せている。篠田さんは「日本の伝統の生け花をイメージして、ハナショウブの美しさを引き立てた」と話す。

 中心となって企画を進めた区の外郭団体「公益財団法人・えどがわ環境財団」の土屋典昭事務局長は、「学生たちの若い感性と視点で区の魅力を発信できる」とポスター作りの意図を語る。学生たちが作成したポスターのうち二十四点が十七〜二十一日、イオン葛西店(西葛西三)で展示される予定。