25年前に埋められたタイムカプセルが、葛飾区青戸地区センター(青戸5)で開封された。新型コロナウイルスの感染拡大で、地域を挙げてのセレモニーは中止になったが、写真アルバムなどが時の経過を感じさせないきれいな状態で出てきた。 (加藤健太)

 タイムカプセルは、幅1メートルの重厚な繊維強化プラスチック(FRP)製。ふたがボルトとパテのようなもので接着されていたため、バールやハンマーでこじ開けた。中は茶封筒の束が山になっていた。

 茶封筒は町会や小学校、保育園など31の団体ごとに仕分けられていた。今後、各団体が順次開封していくが、既に開けられた茶封筒からは写真アルバムや綿の種子、記念硬貨のようなものが出てきた。

 タイムカプセルは1995年3月、青戸地区センターのオープンを記念して、正面入り口の脇に埋められた。開封を25年後とした理由は判明していないが、出口満也センター長は「2020(年)の語呂の良さとか、当時の所長に個人的な思い入れがあったのでは」と推測する。

 青戸自治町会連合会は、地域を盛り上げようと、開封セレモニーを準備してきた。25年前に「将来の自分への手紙」を書いてもらった、当時区内の小学5、6年生だった区民らにも参加を呼び掛けていた。セレモニーは中止したが、一部団体の代表ら8人が立ち会って開封した。

 連合会の上原鈴枝会長(78)は「湿気ることなく保存されていて驚いた。皆さんとセレモニーができなかったのは残念だが、無事に25年の時を超えることができて良かった」と話した。

 青戸地区センターは11月に開く恒例の祭りで、カプセル本体と収められていたものを展示できないか検討している。