日本原子力発電(原電)は、東海第二原発(東海村)から日本原燃の低レベル放射性廃棄物埋設センター(青森県六ケ所村)に搬出した低レベル廃棄物のドラム缶の底部にさびが見つかった、と発表した。

 ドラム缶の中身は、放射性物質で汚染された配管や金属などを溶かしてかさを減らし、セメントで固めたもの。搬入先の原燃による表面汚染測定では基準値未満で、周辺への影響もなかったという。

 原電は二月二十五日に、二百リットルドラム缶八百三十二本分の低レベル廃棄物を東海村から専用船で搬出。二〇一七年八月にドラム缶を全数検査した際は異常はなかったが、到着後に原燃が再び全数検査したところ、うち一本に直径二センチほどのさびが確認された。

 原電と原燃は、このドラム缶の扱いについて協議する。過去には、塗装のはがれが見つかったドラム缶を搬出元の中部電力に返送したケースがある。(宮尾幹成)