新型コロナウイルス対策で、多くの人が集まる催し物の中止が相次ぐ中、安中市の子どもワクワク食堂は同食堂実行委員の拠点「ワクワクハウス」で、手渡しにより弁当や食材を提供する「フードドライブ」を行った。

 同食堂は毎月第三日曜に市内のいずれかの公民館で開かれ、毎回定員いっぱいの三十五人の親子らが利用している。今月はコロナウイルス対策として、公民館の使用を断念した。だが利用者の中には、生活環境や経済的に恵まれない家庭もあるため、昨年、調理場などを改修して営業許可も取得した今村井子代表宅に隣接する旧家屋で調理し、手渡しすることになった。

 当日は申し込みのあった八家族二十三人分の中華弁当や副食、野菜や果物などの食材、駄菓子を配った。今村代表は「何とかご飯を食べてもらいたい母親や子どももいるので、中止にはしたくなかった」と話した。訪れた母親は「子どもも待っていたのでありがたい」と感謝し、別の母親も「急な休みで三食に追われ、ストレスもたまっていたので助かる」と喜んだ。 (樋口聡)