県は二十二日、県内で新型コロナウイルスの感染が判明した十一人のうち、県内在住で県内医療機関に入院していた高齢男性が同日未明、同ウイルスによる肺炎で死亡したと発表した。

 県によると県内の死者は初めて。男性には基礎疾患があったという。

 県庁で同日、臨時記者会見した山本一太知事は「ご遺族の意向を踏まえて、年代や居住地、基礎疾患の詳細については公表を差し控える」と述べた。

 県の方針として「専門的な見地を示してもらい、公衆衛生の観点から公表する意義のある情報は何かを議論した。調査に引き続き協力してもらうためにも、ご遺族との信頼関係は大事にしたい」と強調した。

 死亡した男性を除き、これまで同ウイルスの感染が県内で確認された十人はいずれも入院中で、太田市の四十代の女性看護師や大泉町の七十代の男性医師を含む四人が重症。 (市川勘太郎)