高崎市で映画やテレビドラマなど映像作品の撮影に協力している高崎フィルム・コミッション(FC)は、支援作品のロケ風景の写真などを集めた高崎電気館(同市柳川町)の資料展示室をリニューアルした。ファンからの要望に応える形で資料を大幅に入れ替え「インスタ映え」する記念撮影スポットを増やした。 (石井宏昌)

 展示室は電気館一階の二部屋。メイン展示室には、人気グループ「EXILE」が出演した映画「HiGH&LOW」シリーズやテレビドラマで人気となって映画化された「劇場版おっさんずラブ」、大沢たかおさん主演で一月末から全国公開された映画「AI崩壊」などのロケ風景の写真やポスター、出演者のサイン色紙、関連グッズなど計約二百点を展示している。

 ロケ風景の写真は全てロケに同行した同FCの山藤堅志さん(56)の撮影で、ここだけの資料。ただ、出演者が写った写真は会員制交流サイト(SNS)に投稿できないため「代わりに来場者が撮影して楽しんでもらえるものを」と記念撮影コーナーを増設した。

 「HiGH&LOW」のロケ地となった中央銀座商店街(新紺屋町など)の既存の大型写真パネルに加え、人気ロケ地で「おっさんずラブ」の爆破シーンが撮影された東洋熱工業吉井工場跡地(吉井町)の大型写真を設置。出演者が実際に使った椅子に座って記念撮影できる。

 もう一室には「仮面ライダー」シリーズのロケ風景写真など約三十点が並ぶ。

 展示室は二〇一六年の開設。電気館もロケで使われており、映画やドラマなどのゆかりの地を訪れる「聖地巡礼」の来場者が多いという。

 中でも山藤さんが「思いが熱い」と感心するのが「おっさんずラブ」のファン。SNSで知り、九州から訪れた女性もいた。思いに応えようと、撮影時のエピソードなどを記した説明書きなど手作りの資料も並べ、現場の雰囲気を味わってもらえるようにした。

 こうした工夫が奏功し、一月末のリニューアルオープンから半月ほどで県内外から約二百人が訪れたという。山藤さんは「二階の映画館と合わせて映画の魅力で人の流れをつくり、中心街ににぎわいを取り戻したい」と期待を込めた。

 展示は午前十時〜午後六時、入場無料。無休。問い合わせは同FC=電027(395)0483=へ。