アーチェリーの東京五輪代表候補を絞り込む二次選考会が二十一、二十二日に静岡県で開かれ、横須賀市の大貫渉さん(25)は初日七位と二日目に進める六位内に入れず、代表の座を逃した。昨年十一月の一次選考をトップ通過した大貫さんは、本紙の取材に「代表入りの手応えを感じていただけに悔しいが、やることはやった」と話した。

 市内のガス会社に勤務する傍ら、ほぼ毎日、「くりはま花の国アーチェリー場」(神明町)に通い、約三百本の矢をうち続けてきた。一次選考後は筋力強化に力を入れ、二月下旬から約二十日間、都内のナショナルトレーニングセンターで個人合宿した。

 二次選考の初日、出場した八人は二試合分の矢を放ち、計千四百四十点満点で競った。大貫さんは「調子のいい状態で臨んだが、かなり風が強く、いまひとつ波に乗り切れなかった」と振り返る。六位に二点差の千二百五十五点という結果に「負けは負け」ときっぱり。

 行方を見守る五輪の延期議論については「観客のいる万全の状態でやってほしい」。男女各三人の代表が決まる最終選考に進めなかった現状、四年後に控えるパリ五輪については「まだ『目指す』とは言えない」と心境を明かすが、二十四日に練習を再開した。

 九月には、森や林のコースを回って標的を狙うフィールドアーチェリーの世界選手権が米国で開催される。二年前の前回大会で優勝した大貫さんは連覇を目指し、代表選考会を兼ねた五月の日本選手権に照準を合わせている。 (村松権主麿)

◆ジュニアアカデミー 男児の4月生を募集

 大貫渉さんのコーチで父の洋治さん(65)が代表を務め、小学4年から中学3年までの約20人が所属する「横須賀ジュニアアーチェリーアカデミー」は現在、4月から入会する小学4、5年の男児を若干名募集している。練習場所は「くりはま花の国アーチェリー場」。問い合わせは大貫洋治さん=電070(5450)4109=へ。