浦安市中央図書館で進められてきたリニューアル工事が終わり、二十四日にオープンした。新型コロナウイルスの影響で、当面は貸し出しと返却のみの利用。七カ所の分館もこの日から、同様の利用が再開された。四月からは同図書館と分館で、借りた本を記録する「読書通帳」の運用が始まる。

 同図書館の本館は一九八二年、書庫棟は八九年に完成し、鉄筋コンクリート造り地上二階、地下一階建て。老朽化などのため二〇一八年十二月から大規模改修工事が行われてきた。工事費は約二十億円。蔵書は約七十二万冊。

 今回の工事では、本館東側の一般フロアにさまざまな活動で利用できる「ワークスペース」(約八十二平方メートル)を、浦安公園に面した南側には読書ができる閲覧席をそれぞれ新設。児童フロアには、靴を脱いでくつろげる「のびのびひろば」や、授乳用などの「あかちゃんほっとすてーしょん」を設けるなどした。

 読書通帳は子どもらに本に親しんでもらおうと発行され、銀行通帳と同じように貸出日、図書名、著者名などが印刷される。記帳する専用機械「読書通帳機」は中央図書館と各分館に設置。通帳は高校生以上が一冊三百円。京葉銀行からは、市内在住の小中学生約一万四千人分の通帳が市に寄贈された。

 この日午前、正面入り口で開館宣言した内田悦嗣市長は、新型コロナウイルスの感染防止のため、本格的な利用が再開できないことを残念がりながら、「市民の学びと憩いの場になることを祈念している」と述べた。 (保母哲)