新型コロナウイルス感染症拡大の影響で全国的に催事の自粛が広がり、3月が書き入れ時の県内の「花き」業界を直撃している。県は需要が低迷する生花の消費を促そうと、生産が盛んな県産バラを使った県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」のフラワーアートを県庁1階正面玄関に展示している。

 アートは高さ縦2メートル、横1.2メートル。ピンクやオレンジなど計600本のバラを県が購入し、ぐんまちゃんを表現した。県園芸協会の会員と県職員の計5人が23日に完成させた。

 県蚕糸園芸課によると、県産のバラは主に東京の市場に出荷される。ただ、同ウイルスの影響で需要が減少。市場ではバラなどの価格が従来より2〜3割下がり、栽培の経費を除くと利益がなくなる状態という。

 同課の担当者は「祝い事などで花を買ってほしい。県内で多くの農家が質の高いバラを作っていることも知ってもらう機会になれば」と話している。花の状態によるが、4月初旬まで展示する予定。(市川勘太郎)