五輪の延期決定から一夜明けた二十五日、サーフィン種目会場の一宮町内では、「選手がかわいそう」「延期は町にとってチャンスでもある」といった声が聞かれた。

 至る所に東京五輪の懸垂幕が掲げられている同町内。この日、五輪会場の釣ケ崎海岸でサーフィンをしていた会社員福永洋一さん(32)=東京都江戸川区=は「世界のスター選手が来ないのは残念だが、それ以上に調整してきた選手がかわいそう」と話した。

 同じくサーフィンをしていた同町の男性会社員(49)は「会場の工事がどうなるのかが心配」と不安がる。町によると、会場の設営工事は組織委員会が担い、今後も継続するかどうかは現時点では不明だという。

 同町議で同町サーフィン業組合長の鵜沢(うざわ)清永さん(44)は「選手のメンタルや体は心配だが、さらに一年、サーフィンや町をアピールできるチャンスでもある。いいきっかけにしたい」と述べた。 (丸山将吾)