東京五輪・パラリンピックに向け、外国人にも「SENTO」を知ってもらう好機とみて、川崎浴場組合連合会は、川崎市内に三十五カ所ある銭湯すべてに音声翻訳機を配備した。迎える準備を進めてきた中で決まった延期だが、連合会役員は「まずは新型コロナウイルス感染症の終息が先」と冷静に受け止めた。

 連合会は、「タトゥーOK」と明記した外国語の冊子も用意。タトゥーがあっても利用できるのか、という外国人からの問い合わせが目立ったためという。

 言葉のバリアフリーを目指して「かわさきパラムーブメント実践店」にも登録している寿恵弘湯(すえひろゆ)(川崎区)の星野義孝さん(58)は「翻訳機の使い方など、外国人を受け入れる準備は一通り終えた。大会が延期されるその間にも、銭湯の魅力を伝える企画を何か考えたい」と語った。 (石川修巳)