新型コロナウイルスの感染拡大で、県内一例目の感染者が出た日立製作所水戸事業所(ひたちなか市)は、自宅待機としていた従業員約千人について、二十六日から通常勤務に戻した。自宅待機の間、保健所の経過観察で検査が必要なケースは出なかったという。 (宮尾幹成、鈴木学)

 水戸事業所は、十七日に感染が判明した三十代の男性社員と同じ建物で勤務していた約千人を、二十五日までの自宅待機としていた。男性は県の指定医療機関に入院中だが、県疾病対策課によると症状は安定している。

 また日立製作所は、東京都内の事業所に通勤する県内在住者について、二十六日から在宅勤務とした。都が二十五日に、平日の在宅勤務と、夜間や今週末の不要不急の外出自粛を呼び掛けたことを受けた措置。併せて、グループ企業内の出張の自粛や、取引先への出張時期の見直しといった対応も取っている。

 都内など感染が拡大している地域への移動を巡っては、大井川和彦知事が二十五日の会見で「慎重な判断」を求めた。感染拡大地域に通勤している人に対し、在宅勤務、混雑を避けるためのフレックスタイムの活用とともに要請した。