富岡市富岡の展示施設「県立世界遺産センター『世界を変える生糸(いと)の力』研究所」(愛称・セカイト)の内覧会が26日、開かれた。世界文化遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の情報発信を担う。開館日は当初27日だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期し、決まっていない。 (池田知之)

 施設は上信電鉄上州富岡駅そばにあり、二階建ての延べ床面積四百二十平方メートル。一九〇三(明治三十六)年に完成したれんが造りの倉庫を改装した。整備費は一億九千万円。

 施設には「富岡製糸場」(富岡市)と、近代養蚕農家の「田島弥平旧宅」(伊勢崎市)、養蚕の教育施設「高山社跡」(藤岡市)、蚕の卵を貯蔵する「荒船風穴」(下仁田町)の構成資産について理解を深めてもらうため、映像を使った資料を多用した。

 絹や養蚕の歴史を学べるシアターでは、縦三メートル、横六メートルのスクリーンを設置。コンピューターグラフィックス(CG)を用い、稼働していた当時の製糸場や高山社跡などの様子を再現した。製糸場や田島弥平旧宅などの関わり合いをCGで紹介するコーナーもある。

 観覧無料。開館が決定してからの休館日は、三〜十一月が毎月最終水曜日、十二〜二月が毎週水曜日。いずれも水曜日が祝日の場合は翌日に休館する。年末年始も休む。問い合わせは、セカイト=電0274(67)7821=へ。