新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、県は三十日、五月中旬までに県内六カ所にPCR検査場が新たに設置されるとの見通しを発表した。試験運用中の横浜市の二カ所を含めて既に六カ所あり、計十二カ所になるという。一日の検査能力は一カ所十件程度。効率アップや検査場をさらに増やし、県内の検査能力を現在の二百〜三百件から六百〜七百件に増やしたいとしている。(石原真樹、曽田晋太郎、西岡聖雄)

 新たに設置されるのは、川崎市、平塚市、厚木市・愛川町・清川村、海老名市、小田原市・足柄下郡、南足柄市・足柄上郡の六カ所。いずれも地元の医師会が設置する。

 このうち厚木市と海老名市、小田原市はそれぞれ、車で訪れて調べる「ドライブスルー方式」で、いずれも医師が検査が必要と判断した患者を対象に完全予約制で行う。

 厚木市によると、県総合防災センター内に設け、四日に検査を始める。対象は市内と愛川町、清川村在住者で、一日約二十人検査できるという。

 海老名市では二日、海老名運動公園陸上競技場内に開設。市内在住者が対象。車で来場できない人は市消防職員が送迎する。感染が疑われる人が円滑に診療、検査を受けられるよう市独自のコールセンター=電046(231)2111(平日は午前九時〜午後五時、土曜は正午まで)=を設けた。

 小田原市の検査場は五月中旬に設置される。三密による感染リスクを避け、検査希望者のプライバシーを守るため、設置場所は非公開。当面、有志の医師が交代で検査する。二〜三日後に結果が分かる。受診していない人は来場しても検査を受けられない。

 県内では、横須賀市、藤沢市、茅ケ崎市、大和市で一カ所ずつ検査場が設けられ、横浜市では二カ所が試験運用中という。