ユリの生産が盛んな宇都宮市で、生産農家が「母の日」に向け、収穫作業に追われている。消費者に届いてから花を楽しめるよう、少し膨らんだつぼみの段階で切り取り、主に東京、仙台市場などに出荷されている。

 宇都宮市中岡本町の花き生産農家須藤智司さん(35)方では、温室ハウス3300平方メートルで、鮮やかなピンクのソルボンヌや業務用に人気がある白いシベリア、濃いピンクのレクサスなど10品種を栽培。年間10万本から12万本を出荷するが、お盆、年末と並んで、この時期が年間でも最盛期という。

 新型コロナウイルスの感染拡大で結婚式、葬儀など業務用の落ち込みが続く中、須藤さんは「外出自粛が続き自宅で過ごす人たちも多いので、部屋に花を飾って、少しでも明るい気持ちになってもらえれば」と呼び掛けている。(原田拓哉)