20代で“本気の婚活”をする女性の実態を、あなたは知っているだろうか?

彼女たちの中には「結婚適齢期が近づいてきたから」といった、安易な理由で婚活をする人などいない。

平均初婚年齢が30歳近い昨今でも、20代のうちに“特別なひとり”を見つけようと、婚活というサバイバルに果敢に挑んでいるのだ。

昨年スタートした連載が復活!2020年もU-29女子の婚活事情を紹介していこう。



【今週の婚活女子】

名前:サオリ(仮名)
年齢:28歳
職業:コンサルタント
婚活歴:3年以上(年始に入籍済み)


新年1発目に登場するのは、2020年1月1日に入籍したばかりだというサオリさん。

28歳で結婚を決めた彼女も、付き合い始めてから入籍に持ち込むまでは10年かかったのだという。

大きな壁を乗り越えて来た彼女が語る“大好きな彼と結婚できた方法”とは?


サオリさん:今年の1月1日に無事入籍を済ませた、元婚活女子です。彼とは女子大に入学して1年後に出会い、付き合い始めた人だったのですが…。

出会ってから約10年、ずっと順風満帆だったわけではなくて。浮気をされたり、自分磨きのために同時進行で男性とお付き合いしたりしたこともありました。

紆余曲折を経て大好きな彼と入籍に至った、ちょっとだけ怖い話を東カレ女子に聞いてもらいたいです。


東カレ編集部:浮気に二股ですか…でも先日入籍されたんですよね、おめでとうございます!

彼とはどこで出会ったのでしょうか?


サオリさん:免許合宿でした。付き合い始めてからは、お花見や夏祭り、留学中の遠距離など恋愛関係において全てを共に過ごしてきましたね。

当時は彼のことが本当に大好きで「卒業と同時に結婚…?」なんて淡い期待もしていたんです。だけど彼が大企業に就職し、全国転勤になってすぐに浮気が発覚。


東カレ編集部:さっそくですね…。


サオリさん:新入社員研修後すぐ。会社の同期とやられました。


東カレ編集部:そのときの浮気はすんなり許したのですか?


サオリさん:私自身、浮気されても当然だと思っていたんです。自分に自信がなく、彼には釣り合わないと思っていたので…。

それに「長く付き合ったし、損切りができずいつかは結婚するだろうから…」と簡単に許してしまいました。


浮気を許したサオリさんの、致命的なミスとは

サオリさん:なのにその後、二度目の浮気が発覚して…。接待の場で出会った水商売の女性と、ペアルックでテーマパークに遊びに行ったり、お泊りデートをしていたんです。

発覚後、彼から泣きながら「不甲斐なくてごめん」と謝られてフラれました。


東カレ編集部:ヒドすぎますね…。


サオリさん:でも、彼を責める気にはまったくならなくて。彼が浮気をしたのは自分のせいだと思いました。

「浮気をしたから」とかじゃなく、外見も内面にも魅力がない私に飽きたから別れたいんだなって。

彼は自分を責めて「もう一緒にいる資格がない」と言っていましたが…ただただ悲しく、情けない思いでいっぱいでした。


東カレ編集部:どうしてそんな彼が大好きだったのでしょう?


サオリさん:ん〜…好きなところがありすぎる!(笑)彼はすごく家族思いなんです。実家に帰るときは、いつも両手がパンパンになるくらいお土産を買って帰るんですよね。

私、配られたカードで勝負出来る人は人生の勝率が高いと思っているので。自分の過去や家族を肯定できる人に惹かれるんです。

他にも、自分に自信のあるところや頭の回転の速さ、顔も好きだし体の相性も良くて。

…それほど大好きだった彼を、簡単に諦められる訳がなく(笑)すべての初体験を捧げた彼と、復縁するための計画を3ヶ年で練ったんです。



サオリさん:さらにモテる彼に対抗するには、私もそれなりの恋愛の場数を踏まねばと…転職、街コン、合コン、コリドー街でのナンパ待ちに加え、週3回以上のデートなど全てを実行。

よくある恋愛本の通りに、別れて半年は連絡をせずにひたすら待ちました。

半年後、彼からようやく連絡がありましたよ。「元気?」とたった一言。再会して「改めてやり直そう」と言われましたが、このままじゃ同じことの繰り返しになると一度は突き放して。

「次告白するときはプロポーズでお願いします」と、友達としての関係をスタートさせました。


東カレ編集部:彼はなんて言ってました?


サオリさん:「おっしゃる通りです(笑)」と。

ちなみに「プロポーズを待つのは28歳まで。それ以降はあなたを待たずに、その時いちばん好きな人と結婚します」と期限も伝えていて。

振り返ってみると、それが今回結婚を決められた要因の一つだったなと思います。


東カレ編集部:それで、結婚前までは複数の男性と同時進行でお付き合いしていたんですね。本命の彼とはどんな関係だったのでしょう?


サオリさん:当時は“友人”として会ってました。ですが彼とは遠距離だったので、1回ごとのデートのゴールを明確にし、気合を入れてましたね。

例えば、3月は締め期なので飲み会続きでヘトヘト…だから癒しを与えられるように、触り心地の良い服装にしよう!とか。ご飯も胃に優しめのものにして、リフレッシュにバッティングセンターへ誘導、とか。

この子といると、なんか分かんないけどやっぱり元気になるな〜と思ってもらえるように作戦を立ててました。


東カレ編集部:1回のデートに対しても、計画が細かい…!


サオリさん:あとは彼と同業界で働く人たちに話を聞いて、仕事の忙しい時期や彼の趣味である野球のスケジュールを把握してました。

例えば春の選抜野球のスケジュールをチェックしておいて、開催1か月前のタイミングで甲子園の話題を振るんです。そうすることで「甲子園球場に連れて行ってあげたい!」と思わせたり。


東カレ編集部:サオリさん、あまりにも計画的過ぎてちょっと怖くなってきました…。


サオリさん:どうしても彼を振り向かせたくて(笑)

こんな恋愛ごっこを、彼と別れていた3年間繰り返していました。この期間に「本命以外はみんな一緒なんだな」と浮気への理解が深まりましたね。

自分自身が浮気をしていて相手を「好き」になることはあっても「一生添い遂げよう」と思える人は彼以外出会うことができず…彼とそれ以外は全くプライオリティが違っていました。

浮気はあくまで浮気心で、彼を大切に思う気持ちが消えることはなくて。


東カレ編集部:自分も浮気してみて初めて、彼の気持ちが理解できたんですね。


サオリさん:それから、この期間には浮気願望を持つ既婚男性から誘われることもあったのですが。

言葉以上に家庭を大事にしていた様子を見ていたことから、一番大切なものはそう簡単には揺るがないのだろうと気付きました。


浮気への理解を示したサオリさん。彼との関係性も変化していく…?

サオリさん:浮気したことも完全に許し、やっぱり彼だけだと心に決めた頃に、やっと元カレからプロポーズをしてもらえました♡

28歳の誕生日に、沖縄でティファニーの指輪をパカッ!と。…彼は私の女友達からこっそり聞いて、私の欲しい指輪のブランドとサイズを入手したと思っていますが。

プロポーズの話題になるよう根回しをしたのは私です(笑)


東カレ編集部:最後まで策士!!


サオリさん:プロポーズの瞬間は「やっとか…」という安堵と達成感の方が勝りました(笑)決して彼には言えませんが。

彼と結婚ができたという幸せ以上に、このプロジェクトを成し遂げるために共に闘ってくれた女友達との数々の思い出、泣き笑いを思い出していました。


東カレ編集部:プロポーズのときに、浮気に関しては何か言及されていましたか?


サオリさん:彼からは特に何も言われず…なので私から言いました。「今後も浮気するんじゃないかと、心配です」と。

しっかり話し合うことができたのでプロポーズは承諾しましたが…。多分彼は、今後も何度か浮気はするんじゃないかと思います(笑)

それでも、そうなった時に大したことじゃないと思えるマインドができたこと、浮気をする人だと知っていても彼以外は考えられないことをこの3年間で悟り、許してあげられる覚悟ができたので結婚しました。


東カレ編集部:愛の深さが尋常じゃないですね…。



東カレ編集部:もし今、彼の浮気が発覚した頃の自分に会えるとしたら、どんな言葉を掛けますか?


サオリさん:特に何も伝えずこっそり影から幸運を祈ります。自分でじっくりと思考を巡らせて、泣いて笑ってすったもんだしてもらえればと思います(笑)

彼の浮気で死にそうな程深く傷ついたことで、キャリアや今後の結婚・離婚、そして自分自身について深く考えることができました。

それに女友達のありがたみに心の底から気づけましたし、婚活市場という荒波に揉まれて成長できたなと思ってます。


東カレ編集部:どうしてここまで、婚活を頑張れていたんでしょう?


サオリさん:…難しい!(笑)書き出すとすごく力を入れていたように感じられますが、独身最後のこの3年間は第二の青春のような期間で本当に楽しく過ごしていました。

真剣な話をすると私の両親は、私が小学3年生で離婚しているので、家族への渇望があったのかもしれません。

年収3,000万円の彼を手に入れたかったわけでも、東京の億ションに住みたかったわけでもなく、ただ大好きな彼と郊外でも小さくても良いので幸せな家庭を築きたかったんです。


東カレ編集部:それでは最後に、いま結婚に向けて頑張っている婚活女子に伝えたいことはありますか?


サオリさん:東カレ女子に物申すのは恐れ多いのですが(笑)

私自身がずっと心に留めていたことは「Love your self 誰よりも自分を愛すること」でした。

彼のことが好きすぎるが故、自信を持てず…彼をオトすために自分を高めようとしてきた3年間でした。

東カレ女子は自分のことを大切にできる方が多いのかな、と思っているので言うまでもないかもしれませんが、誰よりも自分を愛することを大事にして欲しいな〜と思います!





彼女の10年が詰まったエピソード、いかがだっただろうか?

苦しい思いをし、時には周囲を巻き込みながら掴んだ執念の結婚。

「多分彼は、今後も浮気はするんじゃないかと思います。それでも許してあげられる覚悟ができたので結婚しました」

そう語るサオリさんが、今後幸せに暮らせることを願ってやまない。


▶Next:1月23日 木曜更新予定
プロポーズノイローゼになった婚活女子