20代で“本気の婚活”をする女性の実態を、あなたは知っているだろうか?

彼女たちの中には「結婚適齢期が近づいてきたから」といった、安易な理由で婚活をする人などいない。

平均初婚年齢が30歳近い昨今でも、20代のうちに“特別なひとり”を見つけようと、婚活というサバイバルに果敢に挑んでいるのだ。

前回は婚活三ヶ年計画を立てていた、元婚活女子を紹介した。今週は?



【今週の婚活女子】

名前:カオル(仮名)
年齢:27歳
職業:広告代理店
婚活歴:1年未満


適齢期のカップルならば、避けられない“結婚”の話題。中でも「彼女に結婚を迫られているのがプレッシャーで…」と語る男性は多い。

男性側が結婚を決断できず、彼女が愛想を尽かすというのもよく聞く話だが…今回登場するカオルさんは、全く逆の立場で4年付き合った彼氏と別れを決めたようだ。

婚活女子なのに、結婚願望の強い男性と別れてしまった理由を聞いてみよう。


カオルさん:恋愛と結婚の違いってなんなんでしょうね…私、25歳になる直前に4年付き合ってた彼氏と別れたんです。結婚観の違いが原因で。

当時の彼は「早く結婚したい!」と考えているタイプの男性だったんですよね。会う度にその話題を出してくるから、嫌いになるほどでした。


東カレ編集部:女性が結婚を急かす話はよくありますが、男性側から結婚を迫られるのは珍しいですね?


カオルさん:そうですよね…実は彼、田舎育ちで本家の長男だったんです。一方の私は東京育ち・中高大私立の1人娘。そもそもの結婚に対する価値観が違いました。

彼は大学デビューで上京してきて、東京で就職したものの田舎に帰るのは大前提で。


東カレ編集部:なるほど…お付き合いをスタートさせた当時は、結婚のことまでは考えていなかったんですか?


カオルさん:出会いは大学時代のゼミだったんです。彼がひとつ年上の先輩で。だから付き合った当初はそこまで将来を見据えていなかったんです。

彼が就職して、落ち着いた辺りから豹変したように「結婚!結婚!!」と言うようになって…結婚ノイローゼになってしまいました。


カオルさんを“結婚ノイローゼ”にするほどのアプローチとは、一体どんなものだったのだろうか?

カオルさん:彼が社会人2年目を迎えた4月頃から「来年の3月までに同棲しないなら別れる」と言ってきました。

当時私は転勤中だったので、茨城に住んでいて。都内で働く彼との中間点だった南流山にマンションを借りようとも言われました。

ですが私の勤めていた会社は、婚約しない限り借り上げ社宅から出られなかったんです。「同棲は定期代も出ないし厳しいよ」という話をしても、同棲しない限り別れるの一点張りでした。


東カレ編集部:彼のご両親から、何か言われることはありましたか?


カオルさん:付き合って3年が過ぎた頃から、彼が実家に帰省する度に「早く私を連れてこい」と言われていたようです…。

ちなみに彼のお父様が26才のときに奥様と結婚されたそうで「それくらいまでに結婚しろ」と急かされていたみたいですね。



東カレ編集部:一方でカオルさんのご両親は、結婚についてどう考えていたのでしょう?


カオルさん:私の両親は大反対でした。というのも私は東京育ちで、彼は本家の長男。そんなところに嫁いだって、幸せになんてなれないと言われてました。

しかも「結婚するなら3世帯住宅」と宣言されていたので…(涙)

こうして“結婚ノイローゼ”になった私は、とにかく彼からの解放を願っていました。「本当にこのままだと結婚させられる…!」と。

できれば交通事故に遭って、記憶だけ無くなりたいと思うくらい精神的にやられてました。


それほどの精神的ダメージを負っても、彼と別れられなかった理由

カオルさん:ノイローゼにはなるし、プロポーズはもうすぐだし…「なんでそこまで別れなかったの?」ってよく聞かれますが、それが恋愛と結婚の違いなんだと思います。

私、彼にはずっとドキドキを感じてたんです。ストイックに体型を維持する努力をしてくれたり、食が好きな私のためにリサーチからエスコートまでしてくれたり。

それが4年経っても変わることがなくて。ずっと私に尽くしてくれたことに、ドキドキしていたんだと思います。…そういえば、サプライズもよくしてくれていました。


東カレ編集部:印象に残っているサプライズはありますか?


カオルさん:4年も経つと“デートもおざなり”というのをよく聞きますが、彼はいつも私が行きたそうなところに連れてってくれました。

いちばん嬉しかったのは、誕生日旅行のときに某有名テーマパークに併設された高級ホテルに泊まったこと。…そのときは彼が社会人1年目ぐらいだったので、見栄を張りたかったというのもあるかもしれませんが(笑)



カオルさん:でもいざ現実を見て結婚を意識し始めると、彼は堅実になりすぎてしまったんです…。


東カレ編集部:どういうことですか?


カオルさん:「結婚後の生活のために、デートは節約して貯金していこう?」と言われて。

これまで、記念日やクリスマス、誕生日などのイベントごとは盛大にお金をかけていました。特に誕生日は10万円以上。なのに彼は「誕生日も、もっと質素にしよう」と。

私にとって「記念日とかイベントよりも、誕生日は大切にしていきたい」ということは伝えてあったはずなのに…そう言われてしまい、価値観の違いを感じました。


東カレ編集部:結婚を意識しすぎた彼は、理想の彼じゃなかったんですね。


カオルさんに別れを決意させた、決定的な出来事

カオルさん:それにプロポーズの指輪も、欲しいものは貰えなさそうだったんです…。

当時欲しかったのはヴァンクリーフの婚約指輪。100万円弱ぐらいの!彼にはさりげなく「ヴァンクリーフとかハリーの指輪が欲しいな♡」と伝えたことがあって。

そしたら彼「指輪よりも、新婚旅行や今後の方が大事だし…そこにお金使わなくてよくないか?」と言ってきました。


東カレ編集部:大事なエンゲージリングすらも、おざなりにされてしまいそうだったんですね。


カオルさん:はい。まだまだドキドキする恋愛をしていたい…!そう思った私は、彼を振ることに決めました。

彼の部屋で別れを告げたんですけど、大号泣してましたね。受け止めてもらえなくて毎日電話もLINEも来ました。

…でも私と別れた半年後には彼女がいたようなので。彼は恋愛体質だったんじゃないですか?


東カレ編集部:彼と別れた後、カオルさん自身はどうですか?


カオルさん:27歳になってもドキドキを求めてしまって、なかなかいい人に巡り合えません…高収入でも、一緒にいてトキめかないと嫌。

友人から紹介された男性も優しすぎて、つまんないなって思いました。仏のように優しくて、なんでも「うん、うん」って聞いてくれる人だったけど、それじゃ刺激が足りない!(笑)

もうすぐ28歳になるのにずっと夢見がちな私は、ドキドキもしたいし、優しさや真面目さも欲しいという欲張りで。まだまだ結婚までは遠そうです…。



東カレ編集部:今後は、刺激と優しさと年収。どれを優先させていきたいですか?


カオルさん:結婚だったら…年収かな。子どもに何不自由ない暮らしを与えてあげたいので。そうなると年収はマストかな、と。


たぶん結婚する頃の私は、恋のドキドキよりも愛を選んでいると思います。だけどもし、結婚後の自分に会えるとしたら「結婚にも恋が必要だったか?」聞いてみたいですね…。





付き合っていた彼に結婚を迫られ「まだドキドキできる“恋”をしていたい」と、結婚向きな彼を振ってしまったカオルさん。

20代のうちに結婚を決めたいという彼女は、残り2年で恋を諦めることができるのだろうか。


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院卒しか愛せない婚活女子