私たちはこれまでに散々、LINEやデートのHow toを学んできた。

しかし、やっとの思いでLINEやデートに漕ぎ着けても、失敗の可能性は常につきまとうのだ。

あんなに盛り上がったはずなのに、突然の既読スルーに予期せぬ別れ。 恋人同士になれたかと思ったのに、いつまでたっても一進一退を繰り返す関係性。そんな経験、無いだろうか?

男女の関係を次に繋げる方法を学ぶため、あなたに宿題を出していこう。

さて、今週の宿題は?



聡子と出会ったのは、1年前のことだった。美人で肌が綺麗で、いつもふわふわとした笑顔が魅力的な聡子。

優しい上に家事も完璧で、僕は彼女と結婚する気満々だった。

そして彼女が30歳になる誕生日にプロポーズをしようと、聡子の仲良しの友人・裕美さんにこっそりと相談してみた。

「裕美さん。聡子の左手の薬指のサイズって、何号か分かる?」
「え?直樹くん、プロポーズでもするの!?」
「実はそうなんだ。でもこれは、聡子に内緒で頼む!」

だが、裕美さんは急に黙りこくってしまい、しばらくしてこう言った。

「ごめん。私、彼女の左手の薬指のサイズは分からないなぁ・・・それよりも、一度本人に聞いてみたら?」

何だか、嫌な予感がした。そしてその予感は当たってしまい、1週間後に“直樹との結婚は考えられない”と振られてしまったのだ。

—なんで?俺、結構良い物件なはずなのに・・・

30歳で交際1年。結婚が当然の流れだと思っていたのに、どうしてこんな土壇場で僕は振られてしまったのだろうか。


盲目な男がやりがちな行動とは?

宿題1:女が懸念した男の行動はどれか述べよ


ものすごくタイプだった聡子と出会い、猛アピールをして交際にこぎつけた。

とは言え、自信がなかった訳ではない。僕は現在33歳で、日本でもトップクラスの弁護士事務所に勤務する弁護士。大学は誰もが知る有名私大を出ており、勉強のために留学したお陰で語学も堪能だ。

そんなバックボーンもあったお陰か、2回目のデートですぐに聡子は交際にOKをしてくれた。

そこから順調に関係を築いていった僕たちは、週末はほぼ一緒に過ごし、居心地も非常に良かった。

デートだってマメにしていたし、良いお店にだって連れて行っていた。

例えば、普通のマンションの一室にある超隠れ家レストラン『代官山 RINGRAZIARE koji morita』でデートをしていた時のことだ。



「ここって、恵比寿にあった『リストランテ モリタ ダ バッボ』のオーナーさんが新たに手掛けた店らしい。お前、好きだったよな?あのお店」
「そうそう!あのお店も隠れ家風で好きだったんだよねぇ。どうりでこのお店も素敵なはずだ・・・♡」

外観とギャップのある店内や、めくるめく料理に、聡子もうっとりしていた。そんな中で僕はテンションが上がり、つい聞いてしまった。

「聡子は、どういう家庭を築きたいの?」
「そうだなぁ。温かくて、優しい家庭かな」
「だいぶザックリだな(笑)」

そう言いながらも、こんな会話ができることが嬉しかった。

二人の中で、しっかりと将来像も描けている。これはイコール“これから先も、二人で一緒に歩んでいける”、ということだろう。

「あと子供は欲しいな。直樹は?」
「うん、子供は欲しいなぁ。うちの母親はさ、帰るといつも家にいてくれて。寂しい思いをしなかったから、親が与えてくれたような暮らしを子供にも与えてあげたいと思う」
「そうだね。それは分かる!男の子がいいなぁ」
「えー女の子がいいかも。まぁどっちでも可愛いと思うけど」

カウンター席で、二人で肩を寄せ合い笑いあう僕たち。本当に、幸せだった。

こんな風に、具体的な将来の話もしていた。喧嘩もほぼした事がないし、彼女の欲求は基本的に満たしていたと思う。

何度振り返っても、聡子が僕と別れたいと言った理由が、見当たらないのだ。


ナゼ男は気づかない??女が徐々に冷めていく行動とは

宿題2:女が別れを決意した理由を、一言で述べよ。


僕が振られる数カ月前も、いつものような休日を過ごしていた。

この日は僕の家に聡子が来て夜ご飯を作ってくれていたのだが、僕がテレビを見ながらビールを飲んでいると、いつの間にか食卓には豪華な料理の数々が並んでいる。

「ご飯できたよ〜」
「聡子って、本当にいい女だよね。家事も完璧だし・・・」



実は僕は、家事が苦手だった。だが最近は、毎週末聡子が家に泊まりに来てくれるお陰で、部屋の中はとても綺麗だ。

「そういえば直樹。今日もさ、洗濯機の前に靴下が散乱していたけど、その靴下をせめて脱衣所のカゴの中に入れればいいのに(笑)あとちょっとなんだから」

クスクスと笑う聡子に、僕は苦笑いしかできない。分かってはいるのだが、つい面倒で服を脱ぎっぱなしにしてしまう。(洗濯の時にまとめて入れれば良いと思っているし、あまり気にもしていないが)。

「それができたら苦労はしないんだけどねぇ〜。ま、食べようか」

話をそらすべく、僕は目の前に並べられたご馳走に目を輝かせる。聡子は可愛い上に、料理も上手だ。何て最高の女性なのだろうか。

「直樹、ビールもう1杯飲む?私も貰おうかな〜」
「いいね。冷蔵庫に、まだまだ沢山ビールがあったはず」

聡子が冷蔵庫から持ってきてくれたビールは、キンキンに冷えていた。

「では、乾杯!!」

至って普通の、幸せな週末だった。聡子の美味しい手料理に、美味しいお酒。何もかもが完璧だ。

「しかし今週も疲れたなぁ・・・」

食事をしながら、ふと愚痴が漏れる。今週は忙しく、僕は少し疲れきっていた。

「お疲れ様。仕事、忙しいの?」
「お陰様で。新規案件も結構立て込んでいてさ。聡子は?」
「私も今週は忙しかったな〜」

聡子もバリバリと働いており、僕は彼女の仕事の相談にもたまに乗っていた。仕事の話もできる聡子は良きパートナーでもあった。

こうしていつも通りの会話をしながら、僕たちは楽しく食事を楽しんだ。

「あー美味しかった!」

食事を終え、テレビを見ながらゴロゴロすることにする。

「これ、片付けても平気?」
「うん、大丈夫」

作ってくれたご飯に対し、ちゃんと“美味しい”とも言っていたし、彼女の喜ぶこともきちんとしていたはずだ。女性としてきちんと見ていたし、スキンシップだってあった。

それなのに、どうして僕は突然振られてしまったのだろうか?


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彼女がハイスペ男を振った理由は?