ランチタイムや一人の帰り道、ふと極上のラーメンを食べたくなる瞬間がたまにある。

オシャレなグルメエリア恵比寿は、実は女性でも入りやすいラーメンの激戦区でもあるのだ。

おひとり様でもサクッと食べに行きたい、極上の恵比寿ラーメンをご紹介しよう。


丸鶏の旨みをすべて受け止めた、究極のまろやかスープ『麺亭 しま田』

2019年5月、恵比寿にオープンした『麺亭 しま田』は、まさに大人が食べたい一杯を提供してくれる希少な存在だ。

店に入るなり、ふわりと漂ういい香りの正体は鶏の出汁。

店主が理想の味を極めるために、数ヵ月ラーメンを食べ歩き、行き着いたのが「毎日でも食べられるラーメン」だという。


その理想をストイックに追求して生まれたのが、大山鶏の丸鶏を10羽煮込んで作り上げるスープだ。昨今の主流である動物性や節系の出汁は加えずに、鶏出汁のみ。

鍋に大山鶏を丸ごと10羽投入し、鶏の香りが飛ばないよう沸騰する手前の99℃をキープ。甘みをより引き出すため鶏ガラも加えて、こまめにアクを取りながら約6時間煮込んでいく。

店主がスープに絶対の自信を持っているから、卓上にコショウやニンニクなどの“味変アイテム”は一切置かない。


そんな極上のスープに、醬油ダレを合わせて仕上げるため、一切雑味がなく〝鶏の甘みと香り〞が凝縮されている。

最もシンプルな「らぁ麺」は全粒粉の細麺と、しっとり感が強いチャーシューが楽しめる。

上質で透き通ったスープは近年ラーメン界で主流の淡麗系。恵比寿に新風を吹き込み、街の人々の心を掴んでいる。


唯一無二の味わいに感動必至!話題の『真鯛らぁめん まちかど』

2019年1月に恵比寿に誕生した『真鯛らぁめん まちかど』。同店を手がけたのはイタリアンシェフの荒木宇文氏だ。

元は、駒澤大学駅近くのイタリアンバーで、限定提供していた「真鯛らぁめん」が人気となり、思い切って専門店として営業を開始。今年1月に満を持して恵比寿へと移転したのである。

〆のパスタとして提供していた一品からヒントを得て、試行錯誤の末に辿り着いたのが「真鯛らぁめん」だった。


まず注目すべきは、濃厚でとろみがあり、コク深い味わいながら、全く重さを感じさせない真鯛100%で作るスープ。そんな絶品スープ作りは、毎朝、丁寧に真鯛のアラを掃除するところから始まる。

洗い終わると、半分は、オーブンで焼き上げ、もう半分はそのまま鍋の中に入れて炒めていく。この炒める作業がスープに奥深いコクを与える重要なポイント。

鍋に焦げを纏わせながら素材が持つ旨みを抽出していくイタリアンの伝統技法を使い、鯛がもつ美味しさを余すところなくスープに昇華させるのだ。


また、麺にも注目したい。通常の中華麺とは異なり、上質なセモリナ粉を7割ほど使用して作られており、まるでパスタのようなモチモチとした食感と、噛むほどに増していく旨みを楽しむ事が出来るのである。

少し縮れた麺に、濃厚な鯛出汁スープが絡み、すするほどに鯛の旨み、そして麺の豊かな香りが広がる。

「こんなラーメン食べた事がない!」と思わず声が出てしまうほど唯一無二の味わいだ。


伝説級!鶏白湯の旨さのワケとは?

もはや伝説級の一杯!「鶏白湯塩そば」の旨さのワケとは?『蔭山樓』

一度食べたらくせになる、コク深いスープが自慢の「鶏白湯塩そば」ならこちら!

数々の有名中華料理店での修業後、『筑紫樓恵比寿店』の料理長を歴任した蔭山健一氏がオーナーシェフを務める『蔭山樓』。

濃厚でありながらも、上品な後味を与えてくれる絶品の白湯スープは、手羽先などを約8時間炊き、肉の甘みを抽出。さらに骨を砕き、骨の随がもつ旨みもじっくりと抽出していくのだという。

そして丸1日寝かせて、やっと提供出来る状態となる鶏白湯は、“究極”と呼ぶにふさわしい味わいなのだ。

蔭山料理長が「フカヒレを美味しく味わうためには、鶏白湯が重要」と考え始めたのがそもそもの始まり。

フカヒレでも使用される贅沢スープ、一度は食べたい逸品だ。


シンプルなのにクセになるラーメン『香湯ラーメン ちょろり 恵比寿店』

さっぱりした味の、昔懐かしい雰囲気のラーメン。一人の帰り道に、ふとこんなラーメンが食べたい夜もある。

女性がペロッと平らげられるくらいの量でちょうどよく、女性おひとり様にも人気の店だ。


台湾の揚げネギを浮かべた中細ストレート麺のラーメンが看板メニュー。

香ばしさが醤油スープと相まって箸が止まらない。餃子や炒飯もシンプルで旨い。


煮干し派ならここ!魚介の旨味がギュッと詰まった濃厚スープ!

煮干し好きにはたまらない!渾身の1杯を味わいたい『おおぜき 中華そば店』

店に入った瞬間に香る、いい煮干しの香り。魚介スープ好きはきっとクセになる店だ。

看板メニューの「にぼしそば」のだしと、「中華そば」のだし、「白湯そば」のだし。

この店では、常時3種類のスープが仕込まれている。その深い味わいがたまらない!


味の方向性の異なる3種類のにぼしを水出ししてから熱を加えて……と、手のかかったスープは、にぼしの風味がまっすぐ響く。

麺は低加水の中細麺で、ストレートタイプ。歯応え良く、軽快な食感が楽しい。


オーナーは、目黒の人気店『づゅる麺池田』で10年の修業の後、2012年に独立。

丼の隅々まで気を配った中華そばは、恵比寿エリアで確実に個性を発揮している。


重度の二日酔いの時は、『KAMUKURA DiNiNG』へ

重度の二日酔いの時は、恵比寿駅直結のアトレに入っている『KAMUKURA DiNiNG』へ。

こちらは大阪の人気ラーメン店『どうとんぼり神座』が手がける新業態のラーメン店。広く清潔感ある店内は女性にも入りやすい。

あっさりながらもしっかりと深みがある、神座ならではのスープは荒れた胃を癒してくれる優しい味。

卓上にあるニラと豆板醤をたっぷり乗せて、味変しながら、二度三度楽しめる。