あなたが「チーズケーキ好き」ならば、絶対に足を運んでほしい店がある。

日本でチーズケーキの流行をいくつも盛り上げてきた名店『パティシエ・シマ』だ。

そんな伝説の店でチーズケーキの歴史を伺った。他にも、あの名作スイーツが日本に広まった秘密が詰まっていた!

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元祖・チーズケーキブームの到来!
全ては“あの伝統のレシピ”から始まった

今でこそ人気のチーズケーキだが、かつてチーズはあくまで食事の一部。スイーツとしてチーズを食べる習慣は日本にはまだなかった。

そんな時代に変化が訪れたのは、1970年代のこと。今は無き六本木の名店『コーシャ』のアンディンケン氏が手がけた「チーズケーキ」が、芸能・文化人から火が付いて一大ブームを巻き起こしたのだ!

これをきっかけにチーズケーキの存在が日本中に知れ渡り、各店舗で様々なチーズケーキがどんどん生まれたのだという。


日本のチーズケーキを語る上で欠かせない
伝統の味がここにある!

その元祖チーズケーキのレシピを引き継ぎ、味わえる店が今回紹介する1989年創業の洋菓子店『パティシエ・シマ』である。

一般的にはクリームチーズを使用するが、このレシピではカッテージチーズを使用するのが最大の特徴。甘みと塩味の絶妙なバランスの良さ、そして滑らかな舌触り…昭和の時代から変わらない懐かしい味わいだ。

そして、この名店がレジェンドたる理由はそれだけではないのだ!


誰もが魅了されるふわふわの食感
あの名作もここで生まれた

『パティシエ・シマ』を語る上で、欠かせないのがスペシャリテ「クレームアンジュ」だ。

ふわふわのチーズケーキの中にはフランボワーズソースで酸味をプラス。あっという間に口の中から消える繊細な食感がたまらない!

今や、他店でも見かけるガーゼに包まれたフロマージュブランのスイーツだが、最初にこの形を作り出したのが、創業者であり今やフランス菓子界の重鎮である島田進氏なのだ。


チーズ好きによるチーズ好きのための
スイーツたちが揃い踏み!

シェフ自身もチーズを使用したスイーツを愛する『パティシエ・シマ』。

他にも3種のクリームチーズを使った王道NYスタイルの「スペシャルチーズケーキ」や、リコッタチーズと黒ごまの中に洋梨といちじく、あんずにフランボワーズを入れた「リコッタ」も人気。

他にも、マスカルポーネを使用したムースの中に、いちごのジュレと野バラのジュレを潜ませた「アンヴィ」なども揃う。チーズケーキ好きならば、色々買って食べ比べしてみてほしい!


また、焼き菓子の中にある「アマニ フロマージュ」といったチーズサブレも味わってみてほしい。

グリュイエールチーズの塩気と健康志向で注目のアマニを使っており、シャンパンなどに合わせたアペリティフに最高の一品。

季節によっても変化があり、多彩なチーズスイーツが楽しめると長年この店に通うファンも多い名店なのだ。


「アンヴィ」(540円)


「アマニ フロマージュ」


日本中でブームになったクレームブリュレが!

スイーツブームの裏にこの店あり!
ストーリーを秘めたアイテムは他にも

日本のフランス菓子の歴史を作り上げてきた名店とあって、ストーリーのあるアイテムが豊富!

「クレーム シマ」もそのひとつ。昔、日本ではフランス料理のコースのデセールとしてのみ味わえたクレームブリュレ。

一般的には知られていなかったスイーツだったが「この美味しさを広めたい」と島田進氏がココットに入れて販売し、その美味しさが広まったという。


二代目が手がける美しい新作も
多くのファンを獲得中!

現在は、5年間のフランス修業を終え、帰国した息子の島田徹氏と共に、二人三脚で営む『パティシエ・シマ』。

先に紹介した「アンヴィ」など、二代目が手がけた美麗なアイテムも好評だ。なかでもおすすめは「エクラデ・ジャージー」。濃厚な味わいのジャージー生クリーム、フランボワーズのゼリー、たっぷりのイチゴが美しい層を作り出すビジュアルも最高。

また、麹町というオフィス街に位置することもあり、手土産として食べやすさも意識して作られているのも嬉しい。

『パティシエ・シマ』で販売されているケーキは、徒歩ですぐの『ラトリエ・ド・シマ』のお席で味わうことも可能。

今日はチーズケーキの歴史を感じつつ、午後のティータイムを楽しんでみてはいかがだろう?


常に40種以上の生菓子と30種以上の焼き菓子が揃う


全12席を備える『ラトリエ・ド・シマ』