東カレ厳選の麗しの美女を紹介する『金曜美女劇場』。

本連載では、東京の夜のシーンに似合う艶やかな大人の女性たちを紹介していく。

前回:「普通の恋を初めて知って…」美しすぎるヨガ講師の正体は元人気アイドルだった…



艶やかな黒髪と、凛とした佇まいが印象的な美女の名は、柳沢ななさん、33歳。

これまで大河ドラマ『利家とまつ』をはじめ、数々の話題作に出演し芸歴は約19年に及ぶベテラン女優だ。



「今日みたいな撮影は久しぶりです」

初めこそ緊張した面持ちだったが、ひとたびカメラの前に立つと大人の魅力を放ち始める。



女優になることを、13歳で決意した彼女。なぜ、その若さで演じたいという欲求が芽生えたのだろうか。



「小学2年生の頃、安達祐実さん主演の『家なき子』というドラマを観た時、理不尽な環境の中でも決して屈しない主人公の姿に感銘を受けました。私自身、幼少期はアトピーで虐められていたこともあって、役柄に凄く感情移入して見てました…」

そのドラマを観たことがきっかけで、「安達祐実さんのように女優になって演技で誰かを勇気づけられる存在になりたい」と思った彼女。

13歳の夏、厳しい両親を説得し大手芸能事務所が主催するタレント研究生のオーディションを受けることを決意する。



「『オーディションにかかる費用も自分で出すから』と懇願して。私の熱意に親が折れる形で審査を受けられることになりましたが、父からは『この審査に落ちたら、もう二度と夢の話はするなよ』と厳しく言われました」

両親の手前、なんとしても一発勝負で合格しなければならない。

そんな彼女の真剣な想いが実り、なんと研究生扱いを飛び越えて“特待生”という異例の扱いで芸能事務所に所属が決まった彼女。

さらに、脚本家・野島伸司原案のドラマ『新・星の金貨』で、主人公の友人という大きな役柄を掴み、瞬く間にドラマデビューをするなど快進撃が続く。



新人女優がゴールデンタイムのドラマに出演するチャンスを得たと聞けば、シンデレラガールのように思える。

しかし、その後も試練の日々が続いたそうだ。

「オーディション三昧の日々に突入しました。そんな中、ドラマに限らず舞台など頂いた役を1つ1つ丁寧にこなしていたら、映画の主役を演じる機会を頂くことができました。

でも、ちょうど私と同年代の女優さんが次々と出てきて活躍し始めた時期だったので、他の人と自分を比べて焦ることもありましたね」


シンデレラガールは、ある戦隊シリーズのヒロイン役に抜擢されて運命が動き始める・・・

平成仮面ライダーシリーズでヒロインに抜擢


高校卒業後は、芸能活動一本に絞ったというななさん。そんな彼女に21歳のとき転機が訪れる。



平成仮面ライダーシリーズで9作目となる『仮面ライダーキバ』で、ヒロイン役に起用されたのだ。

「役が決まった時はヒーローを支える可愛らしいヒロインかなと思ったら、自ら変身して戦う男勝りなヒロインだと聞いて燃えましたね」



その後、『娼婦と淑女』という昼ドラで憧れの安達祐実さんの妹役を演じることになったという彼女。

「連日過酷な撮影のなか、私が監督に厳しい言葉をもらった時も安達さんが励ましてくださいました。主演女優としての佇まいを間近で勉強させていただくなかで、『この先、自分がしていきたいことは何だろう』と考えました」

そして彼女は、撮影終了後ある決断をする。

それは海外を視野に入れた挑戦をするというものだった。



「海外で活動すると決めてからは、部屋にこもって世界の受賞作品を片っ端から観て、よい映画を作るにはどうすればいいかの研究を重ねましたね」

そんな努力が功を奏し、トニー賞助演女優賞の受賞歴があるアマンダ・プラマーとロサンゼルスで共演する機会を得ることができたという彼女。

撮影中は、現地の演技メソッドを学ぶ機会が沢山あり刺激を受ける一方で、語学力や演技力がまだまだ未熟であることを思い知らされる日々だった。映画撮影を終えて日本に戻ったときには、心身共に疲れきっていた。

25歳で帰国した後は「人間修行」に没頭する。

10代前半から芸能界に身を置きアルバイト経験がなかったことから、複数のアルバイトにチャレンジすることにしたという。



「家政婦や外資系企業の受付、コールセンター、ハイブランド店…。どの職業も海外の方と接する機会が多くて語学の勉強になりましたし、もちろん女優としての引き出しにもなりましたね」

プライベートでも多国籍の住人が住むシェアハウスに身を置いて、積極的に英語を話す環境に身を置き続けたという。

「あまりにも私が積極的に外国人に話しかけるので、話しかけられた相手はウザかったかもしれません(笑)」



こうして、表現者としてあらゆる引き出しを増やし続けたストイックな彼女。

現在は語学や演技メソッドを学びながら、同世代の監督やカメラマンと一緒に自主制作をしたり、アートや作家業に励んだりしているという。

「自分の経験を活かして、若い世代の女性の夢や希望が実現できるようなサポートをしていきたいと思っています」

自分の夢に向かいまっすぐに進み続ける彼女だが、さぞかし仕事に熱中していると思いきや、結婚願望はあるようで…。

恋愛についても深く聞いてみると意外な答えが…。


純真な男性の存在に救われた過去

傷ついた自分を救ってくれた彼


タイプの男性を聞いてみた。



「『心の品格』がある男性に魅力を感じます。人間性や知性に品格を感じることができる人が好きですね」

彼女は以前、運命を感じる恋を経験したという。

それは25歳の時にロサンゼルスでの映画撮影を終えて日本に戻り、心身共に疲れきっていた時のことだった。



「その頃に出会った同年代の男性が、私に真っ直ぐぶつかってきてくれて…。『ピュアだな』と思ったら、女性と交際経験がない人だったんです。彼はいつも私のことを一番に考えてくれて、『君はそのままでいいんだよ』って言ってくれました」



「私を色々なところに連れ出してくれて、心が癒やされました。いま振り返ってみても、あんなに純真な人ってなかなかいないなと思います」

少し涙ぐみながら語る彼女。

純真な彼の姿勢に救われた恋だったが、互いの仕事が多忙になりすれ違いが多くなることで幕を閉じてしまう。

彼とのことはよい思い出として心に仕舞い、今は前だけを向いているようだ。

「結婚願望はあります。家族みんなでにぎやかで笑いの絶えないような家庭が理想ですね」

照れながら語るななさん。さらに世界で飛躍したいという彼女の今後に期待したい。


<今週の美女>
柳沢ななさん
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<カメラマン>
佐野 円香

<ヘアメイク>
岩鎌智美



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