男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

今週のテーマは「一夜を共にした後、男が急にそっけなくなったのはナゼ?」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:“付き合おう”と言われる前にお泊まりしてしまった女。翌日から彼の態度が急変した理由は?



僕は、まだ夢を見ているのだろうか。

アプリで出会った唯香はとにかく美人で、ほとんど僕の一目惚れだった。

そんな彼女とようやく一夜を共にした。そして、幸せな朝を迎えるはずだったのだが・・・



唯香と出会ったのは、マッチングアプリだった。綺麗な子が多い中、唯香は特に目を引いた。

思わず“いいね”を押したところ、彼女からも“ありがとう”が来て、僕たちは見事にマッチングしたのだ。

そこから何度かやり取りをし、デートも繰り返した。

可愛いし、良い子なのはわかる。だが僕は一夜を共にして、彼女の見てはいけない部分を見てしまった気がする。

そしてそれを見た途端に、どうしても受け入れられなくなってしまったのだ。


男が見てしまった、女の真実とは!?

A1:美人を目の前にして、テンションが上がっていた。


初デートは、昼から会う約束だったが、僕はきちんとした店の方が良いと思い、『松栄 恵比寿』を予約した。

「初めまして、凌です」
「初めまして、唯香です」

店にやってきた唯香はハッとするほど綺麗で、僕は会うなり、思いっきりテンションが上がる。

「写真通り、本当にお綺麗ですね」

彼女は目鼻立ちが整っており、さらに肌はピカッと輝いている。

「ランチからこんな贅沢なバラちらしが食べられるなんて・・・」

僕の視線には気づかぬまま、美味しそうに食事をしている唯香。これは、かなり素敵な女性と出会えたようだ。

「良かった、喜んでもらえて。カフェとかだと味気ないかなぁと思って」

ランチも美味しいと評判で、カウンター席があるこのお店。“最初のデートは店選びが肝心だ”ということを心得ていたお陰で、どうやら掴みは良さそうだ。



「でも本当に、唯香さんって美人ですよね」

僕は改めて唯香を見つめる。

「いえ、全然。化粧でだいぶごまかしていますから」
「嘘だ〜(笑)全然そんな風に見えないけど!肌も綺麗だし・・・」
「本当ですよ〜肌が綺麗に見えるのは、ファンデーションのお陰です♡凌さんの方こそ、素敵ですよね。ちなみにどういう方がタイプなんですか?」
「唯香さんみたいな、綺麗な人がタイプです」

正直、男はある程度、女性を外見で判断すると思う。

しかしここにおいての外見というのは、“美人かどうか”ということではない。そうではなく、“自分の好きなタイプかどうか”というのが一番大事なポイントなのだ。

その点において、唯香は見事に僕のタイプの顔で、今日が初対面なのだがすっかりどハマりしてしまった。

「凌さんって、口が上手いですよね〜」
「いやいや、本気ですよ!」

可愛く笑う唯香を見て、絶対に彼女を落としてみせると心に誓い、気合を入れた。

しかしここから何度かデートをし、どんなにいい感じになっても、遅い時間になると唯香はいつもあっさりと帰ってしまう。

—あれ?どうしてだろう。

向こうが僕に気があることは確かだし、こっちだって遊ぼうと思って近づいているわけではない。

そのためどうして彼女がいつも帰ってしまうのかわからずにいたのだが、唯香が初めて僕の家に泊まった時に、その理由がよく分かったのだ。


初お泊りの日に判明した、女の裏の顔とは・・・??

A2:朝起きると別人すぎて、もはや誰か分からなかった。


その日は、突然やってきた。いつも通り楽しく、中目黒にあるおしゃれな焼き鳥屋で飲んでいたのだが、今日の唯香はいつもとは少し違った。

「ごめん、少し酔っ払ってきちゃったかも・・・♡」

食事の中盤で、彼女が珍しく酔っている様子を見せたのだ。

気がつけば、カウンター席の下で手を握りながら、そっと僕の肩にしな垂れかかってきた。これは、かなり良いムードである。

「唯香ちゃんが酔っ払うの、珍しいね。大丈夫?」
「うん、大丈夫♡」

頼ってきてくれる唯香に、僕は少しドキドキしながら店を後にした。出会って約3ヶ月。こちらも本気だし、遊びではない。

そろそろ誘っても良いだろう。そう思い、唯香を思い切って誘ってみる。

「あのさ、嫌じゃなければ、ウチに来る?」
「うん、もちろん♡」

ただ彼女は何も“お泊りセット”を持っていなかったため、コンビニに寄ってメイク落としなる物を買い、僕たちはその晩、ようやく体の関係を持った。

しかし、ここから意外な事態が待っていたのだ。



「ガァーーーーーーガァーーーーーーー」

夜中、突然大きな動物のような声がして、ハッと目が覚めた。何事かと思うと、隣に寝ている唯香が、非常に大きないびきをかいて寝ていたのだ。

—まぁ…仕方ないか。いびきくらい、かくよな。

そのギャップに少々驚いたものの、人間だもの、仕方ない。僕も酔っ払っていたため、そのまま気にせずに寝たのだが、本当にびっくりしたのは朝目が覚めた時だった。

「凌、おはよう♡」
「んー・・・」

眩しい朝日が、まだ眠い僕を容赦なく照らす。そして隣にいるのは、昨日一晩を共にした、愛しい唯香・・・のはずなのだが、なぜか見たこともない女性がいるではないか。

「え!!??」

思わず、飛び起きそうになってしまった。しかしもう一度落ち着いて見てみると、僕の隣で横になっているのは、まぎれもない、唯香である。

「あ、おはよう」

指摘したら傷つくのは分かっているので、あくまでも冷静なフリをしてみるものの、化粧を落とした唯香は文字通り“別人”だった。

ディファインだったのか、目の大きさは半分くらいで、眉毛もない。今時こんなにも眉毛がない人がいるのかと衝撃を受けた。そして昨日までの彼女は幻だったのかと思うくらい、顔が違ったのだ。

—メイク映えする子だったのかぁ・・・

ショックだったけれど、この事実を本人に言うのは酷すぎるし、それによって嫌いになった訳ではない。

けれどもどう接して良いのかも分からず、連絡を返すスピードが遅くなってしまうのが現実だった。


▶【Q】はこちら:“付き合おう”と言われる前にお泊まりしてしまった女。翌日から彼の態度が急変した理由は?

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デートでこれはナイ…女が引いた理由