「おうち飲み」をする機会がより増えたであろう2020年。少し凝ったカクテルも家で堪能できたら、それはより充実するはず。

そこで、人気ホテル「アンダーズ 東京」にある『ルーフトップ バー』のヘッドバーテンダーであり、数々のカクテルコンペティションで受賞歴のある吉原泰俊さんに聞いた、おうちで簡単に作れるカクテルレシピをご紹介する。

吉原さんが、東カレの読者のみなさまのために考案したカクテルレシピの数々。これさえ知れば、“おうちでバーテンダー”になれること間違いなしだ。


教えてくれたのは吉原泰俊さん

「シーバスリーガルミズナラマスターズ2017」の優勝をはじめ、数々のコンペティションで受賞歴のある実力派。

『ルーフトップ バー』にて勤務をする傍ら、「アンダーズ 東京」で行われる結婚式などさまざまなイベントのカクテルも考案。

ロンドンや上海など世界中の様々な場所で行われるパーティなどでもゲストバーテンダーとして迎えられ、日本のバーテンディングを広めている。

かつてはコックの経験もあり、自身のInstagramには料理とカクテルの写真が並ぶ。


カクテル以外でも使える、自分で作れる万能シロップとは?

カクテルの材料として必要となるシロップは実はわざわざ買わなくても簡単に自分で作ることができるそう。

この作り方を参考にすれば、カクテル以外でもさまざまな用途で使える。

「シンプルシロップ」のレシピ
水100ml:砂糖100gの比率で鍋などに入れて熱を加え、沸騰させれば完成。

「ティーシロップ」のレシピ
お茶100ml:砂糖100gの比率で鍋などに入れて熱を加え、沸騰させれば完成。

※このお茶が“ジャスミンティー”であれば「ジャスミンシロップ」、“ローズヒップティー”であれば「ローズヒップシロップ」になる


お酒が強くて甘いのが好きな人に捧ぐ

「ミズナラマンハッタン」

氷を入れたミキシンググラス(大きいタンブラーも可)にドライベルモット(30ml)と柚子蜜(2バースプーン ※以下bsp)を入れ、ブレンデッドスコッチを加え、50回バースプーンで混ぜる。

グラスに注いだら柚子のピールで香りづけをして完成。アルコールの強さと甘みを感じる味わい。

吉原さんのおすすめポイント
「食後、もしくはナイトキャップ向きの一杯。アメリカのマンハッタンをイメージしたクラシックカクテルを和風に仕上げました。就寝前の蜂蜜は成長ホルモンを促すということでとても身体によいそう」


甘くてまろやかな味わいに酔いしれる

「ジャスミンピスコサワー」

氷を入れたシェーカーにペルーの蒸留酒のピスコ(45ml)とレモンジュース(20ml)、ジャスミンシロップ(20ml)と卵白(1 個分)を入れてシェイク。

卵白はあらかじめブレンダーで泡立てておくとより滑らかに仕上がる。飲むだけで南米気分が味わえる!

吉原さんのおすすめポイント
「海外、特に南米で親しまれているカクテルです。卵白のふわふわ食感がとても楽しいカクテルにしました。ピスコがなければラムやウィスキーなど、別のスピリッツで作っても美味しく仕上がります」


甘いもの好きの華やかな女性に似合う

「ローズピンク」

氷を入れたシェーカーに「バカルディホワイトラム」(30ml)とローズヒップシロップ(15ml)、クランベリージュース(30ml)、グレープフルーツジュース(30ml)を入れてシェイクして完成。

ローズヒップの香りと甘みに癒され、果実感も楽しめる。

吉原さんのおすすめポイント
「シーブリーズというカクテルをツイストし、女性に嬉しい美肌効果のあるローズヒップを使い、フルーティーかつキュートな味わいにしました」


お酒が苦手な人でも飲める?!和を感じる一杯!

お酒が苦手な人でも飲みやすい、和菓子のような一杯!

「清姫甘酒」

抹茶パウダー(2bsp)を「グレイグース ラ・ポワール」(30ml)でお茶をたてるように混ぜる。

それを氷を入れたシェーカーに入れ、シンプルシロップ(15ml)と甘酒(60ml)を加えてシェイク。

グラスに注いだら柚子のピールで香りをつけて完成。抹茶と甘酒により、なじみある味わい。

吉原さんのおすすめポイント
「洋ナシの瑞々しさと抹茶の味わいを合わせたカクテルです。もし、茶椀や茶筅など用意できれば、最初に抹茶とウォッカを混ぜ合わせ視覚的におもてなしをしても面白いかもしれません。柚子の花言葉は“汚れなき心”。清い心をお持ちの“姫”へのデザート系カクテルともいえます」


お酒に強く、刺激を求めたい人にぴったり!

「ジンバジルスマッシュ」

氷を入れたシェーカーに手でちぎったバジルと「マルフィージン」(45ml)、レモンジュース(20ml)、シンプルシロップ(15ml)を入れてシェイク。

ジンはドライジンであれば代用可。バジルが爽やかに香る、パンチの効いた一杯。海外ではテラスなどの屋外で楽しまれている。

吉原さんのおすすめポイント
「海外でも人気のカクテル。特に欧米の料理やおつまみと合わせたり、人を招いた際にバルコニーなどで振る舞ってもよいかもしれません。イタリアのレモンジンを使いましたが、ドライジンであれば何でも可です」


スッキリとした飲み心地と香りの余韻を楽しむ

「アールグレイハイボール」

スコッチ(100ml)にアールグレイ茶葉(小さじ1)を漬け込み半日おく。

氷を入れたグラスに前述のスコッチ(45ml)とメープルかハチミツ(1bsp)を入れ、好みの量のソーダを注いで軽く混ぜる。

最後にオレンジピールで香りづけして完成。芳醇な一杯になっている。

吉原さんのおすすめポイント
「アールグレイの香りを使用することでハイボールを優雅なイメージに。メープルなど少し甘みを加えることで、お茶の苦みが中和され、バランスのよい味わいになります。個人的には女性ウケ抜群のカクテルといえます」


度数も低めでシンプルなのに洒落た雰囲気を醸す

「ハーバルジントニック」

氷を入れたグラスにドライジン(30ml)を入れ、好みの量のトニックウォーターを注いで軽く混ぜる。

タイム、ローズマリーなど好きなハーブを入れて完成。もともとジンにはボタニカルが入っているので、ハーブとの相性が大変よい。それにより爽快感が増す。

吉原さんのおすすめポイント
「食事と合わせたり、おもてなしをする際は、相手の好きなハーブをあらかじめ調べて、加えてあげても喜ばれるかもしれません」


お酒が弱くても大丈夫!まるでジュースのようなカクテル

「カモミールIFZスプモーニ」

氷を入れたシェーカーにカモミールを漬け込んだカンパリ(30ml)とグレープフルーツジュース(45ml)を入れてシェイク。

氷を入れたグラスにそれを入れ、好みの量のトニックウォーターを注ぐ。

カットしたグレープフルーツを盛り付けて完成。ジュースのようにゴクゴク飲める。

吉原さんのおすすめポイント
「アルコール低めの薬草酒なので食前、食中酒向きです。ちなみにカモミールは踏まれれば踏まれるほど強くなることから花言葉は“忍耐”だそうで、キャリアウーマン応援カクテルともいえます」


今回紹介したカクテルは、すべて『アンダーズ 東京』最上階にある『ルーフトップ バー』でもオーダー可能。

絶好の眺望と楽しめる場所で、吉原さんが作るハイレベルなカクテルを実際に味わってみてから、家でそれらのカクテルを再現するのもありだ!