男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

今週のテーマは「絶対に内緒にしていたはずのもう一人の男の存在がバレた理由は?」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:オジさまの寵愛を受けていたのがバレた?女が交際中の男から、想定外に捨てられた理由



「まさか・・・」

舞の本性を知ってしまった時、僕はショックで動けなかった。

何となく気がついてはいた。普通のOLさんのはずなのに、やたらと良い物を持っているからだ。

しかし彼女は実家がお金持ちだと言っていたし、仕事を頑張って自分で買ったのだろう、くらいに思っていた。

けれどもあることがキッカケで、彼女がずっと僕に嘘をついていたことや、背後に“あしながおじさん”がいることが分かってしまったのだ。

それを知った途端に気持ち悪くなり、軽蔑の念が生まれ、それを拭い去ることは出来なくなった。

別にその男と一緒にいるところを見たわけでもないし、本人から聞いたわけでもない。

だが、偶然知ってしまった。それ以来、僕は彼女のことが生理的に無理になり、別れる決意をしたのだった・・・。


女は気づいていない、嘘がバレてしまった意外なキッカケとは?

A1:何度送っても、家に上がらせてくれない。


舞と出会ったのは、知人の紹介がキッカケだった。すごく美人で、芸能人かと思ったほどだ。

「舞ちゃんは、タレントさんか何かしているの?すごい美人さんだよね?」
「いえいえ、普通の一般人です。保さんは?お仕事は何をされているんですか?」

—へぇ。一般人なんだ。

僕の周りには華やかな女性が多い。でも実際に交際して結婚するとなると、ちゃんと地に足をつけている子が良い、というのが本音だった。

「僕はベンチャー系の会社をやっていて」

ビジネスが軌道に乗ってからというもの、綺麗な人はたくさん寄ってくるようになった。だが僕自身はもともと質素な生活を好んでいることもあり、芸能をやっていたり、少し派手な女性が苦手だったのだ。

「そんな綺麗なのに、普通に働いていて素晴らしいね。僕、そういう子が好きなんだよね」
「毎日地味に働いていますよ〜!」

—意外だし、めちゃくちゃいいじゃん。

「よければ、今度食事でもどうですか?」

こうして何度か食事をし、交際へと発展した。そして付き合って3ヶ月経った頃。僕は彼女に同棲のオファーをしたのだ。



「舞、せっかくだし一緒に住まない?」
「もちろん・・・!!嬉しい!」

舞は素直に喜んでくれて、僕も一緒に暮らせるのが楽しみだったが、いくつか懸念点もあった。

「でも、舞の今の家はどうするの?・・・ってそう言えばいつも家の前に送っていくばかりで、まだ一度も舞の家に上がったことがなかったね」

実は何度送っても、家に上がらせてくれなかったのだ。

「え?あ、いや保の家の方が全然広いし、うちは汚いからさ・・・」

彼女は毎回そう言って、六本木のタワーマンションのすぐ近くのアパートの前でタクシーを降りていく。そんな舞に対し、不信感を全く持っていなかったかと言われれば嘘になる。

だが彼女を信じていたし、一緒に暮らすならば関係ないと思っていた。

「まぁ引っ越し準備もゆっくり進めたらいいよ」
「そうだね。ちょうどクリーニングから上がってきた物とか、先にこっちに持ってきちゃおうかな」

こうして、舞の荷物が少しずつ我が家へ運ばれてきた頃。

この荷物の中に隠されていたある“証拠”によって、僕は舞の嘘に・・・というよりも、彼女の背後にずっといた“あしながおじさん”の存在に気が付いてしまい、吐き気がしたのだ。


男が女の背後にいた、別の男の影に気がついたのはナゼ!?

A2:クリーニングのタグが、超高級タワーマンションのタグだったから。


少しずつ舞の荷物が増えるにつれ、幾つか疑問に思ったことがあった。

まず、やたらとオレンジボックスが多いこと。一般職のOLさんでは買えないような、一個100万近くもする鞄があることに不信感を抱いた。

しかし本人は実家がお金持ちと言っているし、母親から譲ってもらった物なのかもしれない。そう思っていたが、決定的な証拠を見つけてしまったのだ。

それは、舞が1ヶ月前に着ていたワンピースだった。

そのワンピースにはクリーニングを終えたばかりなのか、タグが付いており、僕は何気なく・・・(むしろチェックする気もなく、たまたま目に入ってしまった、と言った方が正しいかもしれない)手に取ったその時だった。

そのタグを、思わず二度見してしまった。

そこには、舞がいつもタクシーを降りていた場所のすぐ近くにある、超高級タワーマンションに付随するクリーニング屋のタグが付いていたのだ。

高級レジデンスには専属のクリーニングがあり、そこの住人でない限り利用はできない。

「え・・・どういうこと?本当は、そっちのタワマンに住んでいたってこと?」

驚きのあまり、頭が一瞬真っ白になる。どう考えても、彼女のお給料で住めるわけがない。そもそも審査すら通らないだろう。

それなのに、どうしてそんな高級なところに若い女性が一人で住めるのか。そしてハイブランドの鞄がゴロゴロあるのか。

答えはもう、一つしかなかった。



「背後に誰か相当リッチな男がいるのか・・・」

そう悟った途端、心底嫌になってきた。

“一般のOL”だと言いながら実はタワマンに住み、数々の高級ブランドのプレゼントを思う存分受け取ってきたのであろう舞に対し、嫌悪感が生まれてくる。

それに、僕のことも同じようにお金目当てなのだとしか思えなくなってしまった。

「何を信じたらいいんだろうか」

不信感が募る一方で、虚しくもなってきた。信じようと思っていたが、この決定的な証拠がある以上それも難しい。

そして若いうちに下手に経験値が上がりすぎた女性は、正直僕の手には負えない。

「舞・・・何か僕に、言うことない?」
「え?何が??」

さらにはシラを切ろうとする彼女に対し、ますます冷めていく。

「言うことは何もないのか・・・ごめん・・・同棲の話、一旦解消したいんだ」

絶望的な気持ちに襲われてしまい、これ以上一緒にいることは無理だと判断したのだ。



ちなみにこの一件以来、年齢や自分の稼ぎ以上に良い暮らしをしていたり、ハイブランドを持っている若い女性を見るととっさに構えるようになってしまった。

東京に、ピュアな子はもういないのだろうか・・・。


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